菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
緊張感のある電話
663日目(通算1360日目)。進んでいるんだかいないんだか。
いつも通り、平和な一日。
新着資料を受け入れたり、請求記号の振りなおしをしたり、
引継ぎ書類を作ったり、展示会の準備をしたり。
妙に平和すぎて、ちょっと不気味。
はっ…もしかしてこれが、「嵐の前の静けさ」ってやつですか!?
唯一、平和じゃなかったのは、やっぱり今日も、
やたらと電話が多かったことですかね。
いっぱい取りました。
菜の花、いつからこんなに電話とる人に!?というくらい、
いっぱい取りました。
とある電話は、相手の方がやたらとおずおずとした雰囲気でした。
大学名も聞いたことのないところだったもので、
電話を取った菜の花の頭の中には、山ほどの文字列が並びました。
どれだ?どれが正しい!?
でも、電話口の相手は
「ああっ、どうしよう、繋がっちゃったよ、困っちゃった…」
みたいな、ちょっと途方に暮れてさえいるような空気を感じさせる方で、
聞き返すと「ああっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい~!!!」
と、電話を切られちゃうのではないかと、菜の花は本気で心配してしまい、
何とか一生懸命、頭の中でそれらしい文字列を検索して、
ようやく大学名の見当がついて、ILL担当者に取り次ぐことができました。
ああ、よかった。
が、その後も、ILL担当者とのお話でも、
同じような雰囲気だったようで…。
しかも若干、こじれてるー!?
著作権法上、そのまま受けられない依頼になっていたようです。
図書扱いの論文集の、1論文全文コピーというもの。
著作権法上では、本の大部分のコピーはダメ、
ということになっているので、
一般には半分以下までのコピーとする、
…というのを目安にしています。
このとき、本というのが論文集で、各論文に著者がいる場合は、
それぞれ1論文を1つの著作物とする、という解釈になるので、
1論文の半分以下、ということになるわけです。
ちなみに雑誌論文の場合は、
最新号以外であれば、1論文のコピーが許諾なしで可能、
と考えます(ただし、1人につき1部を、研究目的で使う場合のみ)。
図書と違い、雑誌はバックナンバーの入手がしづらく、
それをコピーすることで商業的に大ダメージを与えるとは
考えにくいということかな、と菜の花は思っていますが、
実際のところはどうですかね…。というか、忘れました。
もう著作権の講習会を受けてから、
ずいぶん年月が経ちましたのでね…。
違反だけはしないようにしていますけれども。
とりあえず、そんなこんなでうちのILL担当のSさんは、
複写に応じられません、と対応したわけです。
相手はどうも「え、何?著作権ってどういうこと!?」
とパニックになってしまったらしく、
淡々とSさんが著作権法の解釈について説明しているのが
ずっと聞こえていました。
最初にかけてきたときの、今にも物陰に隠れてしまいそうな
あの雰囲気といい、どうやらとても不慣れな担当者さんのようです。
ちなみにこういうときの対応としては、
「だから複写は無理なんで!」がちゃん、とはもちろんなりません。
図書扱いだからコピーできないので、むしろ本ごと借りちゃって下さいな、
と、複写依頼から現物貸借依頼に切り替えてもらうのです。
お値段も手段も変わりますので、勧めはしますが、
向こうの判断を仰ぎます。
なおこの相手の方、昨日もこの件について、
Sさんとやりとりしていたようです。
ILLシステムの操作のやり方がわからなくて、
訊いていらっしゃったり、依頼しなおされたり…、
2日間に色々あったということで。
初心者さん?ちょっと早い、異動でしょうか…?
さて、明日は図書の支払処理日なので、
新着図書が届く予定。
急ぎの目録もあるようなので、気合いを入れていかなくては。
いつも通り、平和な一日。
新着資料を受け入れたり、請求記号の振りなおしをしたり、
引継ぎ書類を作ったり、展示会の準備をしたり。
妙に平和すぎて、ちょっと不気味。
はっ…もしかしてこれが、「嵐の前の静けさ」ってやつですか!?
唯一、平和じゃなかったのは、やっぱり今日も、
やたらと電話が多かったことですかね。
いっぱい取りました。
菜の花、いつからこんなに電話とる人に!?というくらい、
いっぱい取りました。
とある電話は、相手の方がやたらとおずおずとした雰囲気でした。
大学名も聞いたことのないところだったもので、
電話を取った菜の花の頭の中には、山ほどの文字列が並びました。
どれだ?どれが正しい!?
でも、電話口の相手は
「ああっ、どうしよう、繋がっちゃったよ、困っちゃった…」
みたいな、ちょっと途方に暮れてさえいるような空気を感じさせる方で、
聞き返すと「ああっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい~!!!」
と、電話を切られちゃうのではないかと、菜の花は本気で心配してしまい、
何とか一生懸命、頭の中でそれらしい文字列を検索して、
ようやく大学名の見当がついて、ILL担当者に取り次ぐことができました。
ああ、よかった。
が、その後も、ILL担当者とのお話でも、
同じような雰囲気だったようで…。
しかも若干、こじれてるー!?
著作権法上、そのまま受けられない依頼になっていたようです。
図書扱いの論文集の、1論文全文コピーというもの。
著作権法上では、本の大部分のコピーはダメ、
ということになっているので、
一般には半分以下までのコピーとする、
…というのを目安にしています。
このとき、本というのが論文集で、各論文に著者がいる場合は、
それぞれ1論文を1つの著作物とする、という解釈になるので、
1論文の半分以下、ということになるわけです。
ちなみに雑誌論文の場合は、
最新号以外であれば、1論文のコピーが許諾なしで可能、
と考えます(ただし、1人につき1部を、研究目的で使う場合のみ)。
図書と違い、雑誌はバックナンバーの入手がしづらく、
それをコピーすることで商業的に大ダメージを与えるとは
考えにくいということかな、と菜の花は思っていますが、
実際のところはどうですかね…。というか、忘れました。
もう著作権の講習会を受けてから、
ずいぶん年月が経ちましたのでね…。
違反だけはしないようにしていますけれども。
とりあえず、そんなこんなでうちのILL担当のSさんは、
複写に応じられません、と対応したわけです。
相手はどうも「え、何?著作権ってどういうこと!?」
とパニックになってしまったらしく、
淡々とSさんが著作権法の解釈について説明しているのが
ずっと聞こえていました。
最初にかけてきたときの、今にも物陰に隠れてしまいそうな
あの雰囲気といい、どうやらとても不慣れな担当者さんのようです。
ちなみにこういうときの対応としては、
「だから複写は無理なんで!」がちゃん、とはもちろんなりません。
図書扱いだからコピーできないので、むしろ本ごと借りちゃって下さいな、
と、複写依頼から現物貸借依頼に切り替えてもらうのです。
お値段も手段も変わりますので、勧めはしますが、
向こうの判断を仰ぎます。
なおこの相手の方、昨日もこの件について、
Sさんとやりとりしていたようです。
ILLシステムの操作のやり方がわからなくて、
訊いていらっしゃったり、依頼しなおされたり…、
2日間に色々あったということで。
初心者さん?ちょっと早い、異動でしょうか…?
さて、明日は図書の支払処理日なので、
新着図書が届く予定。
急ぎの目録もあるようなので、気合いを入れていかなくては。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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