菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
仕事始め
- 2011/01/04 (Tue)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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401日目(通算1099日目)。寒い~。
仕事始めでした。でもNACSISが止まっているので(1/5の朝まで、休止)、所蔵登録も書誌作成も書誌調整も出来ない…しくしくしくしく(T-T)。まあ、やることは他にも沢山ありますので…。
あ、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。旧年中は閲覧、ありがとうございました。気が向きましたら、本年もどうぞ菜の花のひとりごとにお付き合い下さいませ。
年始なので、大学トップの年頭挨拶映像が学内配信されています、という事務連絡メールが届きました。かかりちょう以上が集められてたやつです(←ヒラの菜の花は行かなくてもいい…というか、お呼びもかからない)。でもこれがおもいきり文字化けして「弔が何とか~」になっていました。…うちの学長、誰をヤっちゃったんでしょうか…。
毎日の日課で、うちの図書室への予約状況のチェックをしていたら、年末に厄介な予約がありました。本来は予約がかかってはいけない資料に予約がかかっている、という状況。しかも複本のある資料なのですが…、、、今借りている人が、もう1冊に対して予約をしているという状態。とても説明しにくいのですが…、ええと、AとBという複本になっている同じ資料があって、それを今、aさんとbさんが借りているのですが、Aに対してbさんが、Bに対してAさんが、同じ日に予約をかけている、という状況です。同じ学部の同じ身分の、どうやら同じ国からの留学生さんらしいので、話し合って予約してきているような気がします。。。うーん、でもこれは微妙。というのも、彼らの身分だと元々の貸出期間が3ヶ月という長期であるため、本来は貸出延長も出来ないのです。一旦返していただかないと、他の人が全然借りられなくなってしまうので。でもそれぞれ同じ本ではありつつ、別の1冊に対して予約をすることが出来てしまっているため、このままだと一度も書架に戻さないまま、彼ら2人がこの本をもう一度3ヶ月借りられてしまうことになります。もっと極論をいえば、借りてまた予約する、ということを延々と繰り返せば、卒業するまで一度も書架に戻ることなく、自分たちも途切れることなくこの本を借り続けることが出来てしまう方法です。うーん、自分の借りている本自体には予約はかけられませんが、同じ本でも複本なら予約がかけられてしまうという、今のうちのシステムの欠点をうまく突いている…!ルール上も、特に問題になりません。心情的には微妙ですけれども。…まあ、実際はこの2冊のうちの1冊、Bの方は先生から一時的に「3ヶ月だけ」という約束で借り出してきた本なので、この予約は受けられないのですけれども。なので、可哀想ですがaさんのBに対する予約は却下することに。本来は予約をかけるところから阻止すべきなのですが、これもシステム上の制約で、予約できてはいけないのに予約がかけられてしまうのです。その旨、メール連絡してシステム上で予約取り消し。
ところでこの資料、どうやら教科書のようです。国によっては、大学の教科書は図書館に十分な数を用意し、学生はそれを借りればいい、というところもあると聞いたことがあります(今でもそれが主流かどうかは知りませんが)。現代日本の場合、図書費を考えれば絶対に実現不可能ですけれども。そして教科書代は受益者負担、という考えもありそうです。まあ、書き込みが出来るという点において、なるべくなら教科書は個人のものを買うとよいような気もしますけれども。それも科目によりますかね…。
…などと、つらつらと考えつつ、メインの仕事は資料の整理でした。再分類しようとしていた部分を、ようやく大体分け終わり、新しい請求記号をどう与えるかを検討中です。…といっても、ブックトラック1台分。ここまで整理できた部分は1連分…、、、まだまだ先は長そうです。
仕事始めでした。でもNACSISが止まっているので(1/5の朝まで、休止)、所蔵登録も書誌作成も書誌調整も出来ない…しくしくしくしく(T-T)。まあ、やることは他にも沢山ありますので…。
あ、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。旧年中は閲覧、ありがとうございました。気が向きましたら、本年もどうぞ菜の花のひとりごとにお付き合い下さいませ。
年始なので、大学トップの年頭挨拶映像が学内配信されています、という事務連絡メールが届きました。かかりちょう以上が集められてたやつです(←ヒラの菜の花は行かなくてもいい…というか、お呼びもかからない)。でもこれがおもいきり文字化けして「弔が何とか~」になっていました。…うちの学長、誰をヤっちゃったんでしょうか…。
毎日の日課で、うちの図書室への予約状況のチェックをしていたら、年末に厄介な予約がありました。本来は予約がかかってはいけない資料に予約がかかっている、という状況。しかも複本のある資料なのですが…、、、今借りている人が、もう1冊に対して予約をしているという状態。とても説明しにくいのですが…、ええと、AとBという複本になっている同じ資料があって、それを今、aさんとbさんが借りているのですが、Aに対してbさんが、Bに対してAさんが、同じ日に予約をかけている、という状況です。同じ学部の同じ身分の、どうやら同じ国からの留学生さんらしいので、話し合って予約してきているような気がします。。。うーん、でもこれは微妙。というのも、彼らの身分だと元々の貸出期間が3ヶ月という長期であるため、本来は貸出延長も出来ないのです。一旦返していただかないと、他の人が全然借りられなくなってしまうので。でもそれぞれ同じ本ではありつつ、別の1冊に対して予約をすることが出来てしまっているため、このままだと一度も書架に戻さないまま、彼ら2人がこの本をもう一度3ヶ月借りられてしまうことになります。もっと極論をいえば、借りてまた予約する、ということを延々と繰り返せば、卒業するまで一度も書架に戻ることなく、自分たちも途切れることなくこの本を借り続けることが出来てしまう方法です。うーん、自分の借りている本自体には予約はかけられませんが、同じ本でも複本なら予約がかけられてしまうという、今のうちのシステムの欠点をうまく突いている…!ルール上も、特に問題になりません。心情的には微妙ですけれども。…まあ、実際はこの2冊のうちの1冊、Bの方は先生から一時的に「3ヶ月だけ」という約束で借り出してきた本なので、この予約は受けられないのですけれども。なので、可哀想ですがaさんのBに対する予約は却下することに。本来は予約をかけるところから阻止すべきなのですが、これもシステム上の制約で、予約できてはいけないのに予約がかけられてしまうのです。その旨、メール連絡してシステム上で予約取り消し。
ところでこの資料、どうやら教科書のようです。国によっては、大学の教科書は図書館に十分な数を用意し、学生はそれを借りればいい、というところもあると聞いたことがあります(今でもそれが主流かどうかは知りませんが)。現代日本の場合、図書費を考えれば絶対に実現不可能ですけれども。そして教科書代は受益者負担、という考えもありそうです。まあ、書き込みが出来るという点において、なるべくなら教科書は個人のものを買うとよいような気もしますけれども。それも科目によりますかね…。
…などと、つらつらと考えつつ、メインの仕事は資料の整理でした。再分類しようとしていた部分を、ようやく大体分け終わり、新しい請求記号をどう与えるかを検討中です。…といっても、ブックトラック1台分。ここまで整理できた部分は1連分…、、、まだまだ先は長そうです。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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この記事へのコメント
予約図書
本年もよろしくお願いします。
うちのシステムでは自分の借りてる本に対しても予約ができてしまいます。
で、もう4~5回はそれをやってるんじゃないかという学部4年生がいます。
本を借りて、しばらくしてから借りた本に対して予約してます。
他の人に借りられたくない、っていう執着があるんでしょうね。
でも一度、別の人が予約をした時は素直に返してもらえましたし、まぁいいかなぁと静観中です。
卒論で必要な場合、指導教員のサインがあれば2ケ月間借りられますよー、
って案内を一度して書類も渡したんですが、何故かそれは使われないままです。。。
Re:予約図書
おめでとうございます。今年も頑張りましょう。
>うちのシステムでは自分の借りてる本に対しても予約ができてしまいます。
え!もしかしてうちも!?…と、今自分で借りている本に対して、予約してみました。「二重依頼または本人貸出中」としてはじかれました。うちのは確かに、はじかれてくれるみたいです。
>本を借りて、しばらくしてから借りた本に対して予約してます。
>他の人に借りられたくない、っていう執着があるんでしょうね。
…買わないのかな~…と思ってしまうのが人情ってモノですね、これ…。菜の花だったら、その人が借りた直後にこっそり自分のIDで予約する、というのを繰り返しちゃうかも(←意地悪すぎ!)。