菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
日々、少しは成長している?
- 2008/05/14 (Wed)
- 1-3年目(参考調査編) |
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490日目。講習会が1つ終わった。
本日は朝までに来ていたメールの処理に手間取り、1時間くらいかかりました。ばたばた。利用者さんとのやりとりの続きの返信が来ていたのでこちらから再返信したり、Current Awareness-Eの内容をチェックしたり…。あ、昨日「ご意見箱」のメールフォームに放り投げておいた大学サイトのリンク切れの件は、さっくり解決したらしく、ご意見箱担当者さんからメールが来ていましたのでこれにも返信。次回からは広報部にメールしますです。
で、一段落したら今度は本日の講習会の準備。うう、どうしようどうしようで、ここまで来てしまった…。何とかしなくちゃ…と思っていたのに、結局あっという間に打ち合わせに行かないといけない時間に。
打ち合わせの内容は、図書館の次期システムの仕様書作成のためのシステム系との意見交換。リプレイスは、まだまだ先なのですけれども。こんなに早くから動くものなのね、という感じです。いいことです。全然未来が見えませんが。結局この打ち合わせは1時間以上かかり、続けてシステム系の係長とは、学外からの電子ジャーナル利用の件でも簡単な打ち合わせ。それでもうお昼。
さてさて、差し迫る講習会。昼イチは係内ミーティング。むむ、短い、10分で終わると係長は仰っていたのに、終わってみたら25分。係長!2.5倍です!
それからいよいよ用意だー!と思うのですが、どうにもやる気が湧き上がってこない。こんなやる気なしモードで、どうなる、どうする、菜の花!?…という感じ。
そんな中、ふっと質問されました。
「ちえぞうってどこにありますか?」
「…きくぞうの中。」
「ありがとうございます。」
…と、去っていく某氏。でも…。あれで分かったのか?ちょっと不安。いつもの菜の花なら利用者さんに訊かれたんだろう、と思ってカウンターに出て行くものですが、本日はやる気が足りないとはいえ、とにかく差し迫ってプレゼンチェックをしているので、まあいいか、分かったって言ってたし、分からなければまた訊いてくるでしょう、と思いそのままプレゼンに戻ってしまったのですが。どうやらこれが間違いだったらしい。知恵蔵が聞蔵に入っているのは間違っていませんけど。出て行かなかったことが間違いという意味で。
あ、ちなみに聞蔵は朝日新聞のデータベースです。知恵蔵も同じプラットフォームで提供されています。
で、どうもこのあと係長がたまたま続きを引き取って下さったのですが、元々質問していらした利用者さんが欲しかったのは、インタビューをちゃんとした結果、百科事典だったらしいのです。でも最初にとりあえず訊いてきたのが知恵蔵だったわけで。後から係長に聞いたお話から考えるとどうも、「知恵蔵は…」と訊かれた人がたまたまそれがどこにあるか分からなかったので菜の花に訊きに来て、一言で答えられてしまったからそれをそのまま利用者さんに伝えたせいで、余計に利用者さんが混乱したらしいです。これを係長が引き取って下さらなかったら、図書館の名折れでしたね。
質問は、最初に訊かれたことの答えをそのまま正確に打ち返すだけでは、発展的な「レファンレンス」にならない、という良い例。比較的深くなる質問って大抵、入りは些細なことが多いですよね。その利用者さんが実際に訊きたがっていることは、場合によっては利用者さん自身にもはっきりしていないこともありますし。だからこそ、レファレンサーに必要なのは「資料・ツールの知識」とともに「インタビューのためのコミュニケーション能力」とよく言われるわけですね。あとは「経験」か。これは実感しますね、やはり3年目の菜の花には、真の良いレファレンスとは、難しすぎて到達できない世界です。前係長のレファレンスは、本当に素晴らしかったなあ…。あの領域に達すると、まさにプロって感じ。今の菜の花は、素人だけど、毎日図書館に入り浸っている人だから、ちょっとは頑張ってます、って程度かな。まだまだ道は遠い。
さて、そんなこんなで講習会。何とか終わったけどー…ぐったりです。ショックでしたし。自己採点するなら30点くらい。受講された学生さんには申し訳ないのですが正直、今回は失敗です。流れが悪かった。幾つか反省点あり。次回は何とか…。でも参加者さんは皆さん優しくて、アンケートは全員、話はききやすかったか?とか、資料はわかりやすかったか?の項目でAをつけて下さいました。プレゼン慣れしていますね、という感想も口頭で頂きました。今回の参加者さんは、また別の種類の講習会で菜の花の担当回に参加して下さる方も多いので、次回はきっと精進しましょう。よりよい講習会をお届けせねば。あー、あと秋にも今回と同内容の講習会を予定していますが、次回はもっと改定する予定。今回のも、一昨年の秋に菜の花が自分で大改訂したものが雛形になっていて、殆ど菜の花自身が「これは良い」と思って作ったものではあるのですが、まだまだ甘かったです。きっと、もっとよくなるから、次回は流れを見直そうと思っています。以前作ったものの穴が見えてくるというのは日々、少しは成長しているのかな…と良い方に思っておこうっと。
本日は朝までに来ていたメールの処理に手間取り、1時間くらいかかりました。ばたばた。利用者さんとのやりとりの続きの返信が来ていたのでこちらから再返信したり、Current Awareness-Eの内容をチェックしたり…。あ、昨日「ご意見箱」のメールフォームに放り投げておいた大学サイトのリンク切れの件は、さっくり解決したらしく、ご意見箱担当者さんからメールが来ていましたのでこれにも返信。次回からは広報部にメールしますです。
で、一段落したら今度は本日の講習会の準備。うう、どうしようどうしようで、ここまで来てしまった…。何とかしなくちゃ…と思っていたのに、結局あっという間に打ち合わせに行かないといけない時間に。
打ち合わせの内容は、図書館の次期システムの仕様書作成のためのシステム系との意見交換。リプレイスは、まだまだ先なのですけれども。こんなに早くから動くものなのね、という感じです。いいことです。全然未来が見えませんが。結局この打ち合わせは1時間以上かかり、続けてシステム系の係長とは、学外からの電子ジャーナル利用の件でも簡単な打ち合わせ。それでもうお昼。
さてさて、差し迫る講習会。昼イチは係内ミーティング。むむ、短い、10分で終わると係長は仰っていたのに、終わってみたら25分。係長!2.5倍です!
それからいよいよ用意だー!と思うのですが、どうにもやる気が湧き上がってこない。こんなやる気なしモードで、どうなる、どうする、菜の花!?…という感じ。
そんな中、ふっと質問されました。
「ちえぞうってどこにありますか?」
「…きくぞうの中。」
「ありがとうございます。」
…と、去っていく某氏。でも…。あれで分かったのか?ちょっと不安。いつもの菜の花なら利用者さんに訊かれたんだろう、と思ってカウンターに出て行くものですが、本日はやる気が足りないとはいえ、とにかく差し迫ってプレゼンチェックをしているので、まあいいか、分かったって言ってたし、分からなければまた訊いてくるでしょう、と思いそのままプレゼンに戻ってしまったのですが。どうやらこれが間違いだったらしい。知恵蔵が聞蔵に入っているのは間違っていませんけど。出て行かなかったことが間違いという意味で。
あ、ちなみに聞蔵は朝日新聞のデータベースです。知恵蔵も同じプラットフォームで提供されています。
で、どうもこのあと係長がたまたま続きを引き取って下さったのですが、元々質問していらした利用者さんが欲しかったのは、インタビューをちゃんとした結果、百科事典だったらしいのです。でも最初にとりあえず訊いてきたのが知恵蔵だったわけで。後から係長に聞いたお話から考えるとどうも、「知恵蔵は…」と訊かれた人がたまたまそれがどこにあるか分からなかったので菜の花に訊きに来て、一言で答えられてしまったからそれをそのまま利用者さんに伝えたせいで、余計に利用者さんが混乱したらしいです。これを係長が引き取って下さらなかったら、図書館の名折れでしたね。
質問は、最初に訊かれたことの答えをそのまま正確に打ち返すだけでは、発展的な「レファンレンス」にならない、という良い例。比較的深くなる質問って大抵、入りは些細なことが多いですよね。その利用者さんが実際に訊きたがっていることは、場合によっては利用者さん自身にもはっきりしていないこともありますし。だからこそ、レファレンサーに必要なのは「資料・ツールの知識」とともに「インタビューのためのコミュニケーション能力」とよく言われるわけですね。あとは「経験」か。これは実感しますね、やはり3年目の菜の花には、真の良いレファレンスとは、難しすぎて到達できない世界です。前係長のレファレンスは、本当に素晴らしかったなあ…。あの領域に達すると、まさにプロって感じ。今の菜の花は、素人だけど、毎日図書館に入り浸っている人だから、ちょっとは頑張ってます、って程度かな。まだまだ道は遠い。
さて、そんなこんなで講習会。何とか終わったけどー…ぐったりです。ショックでしたし。自己採点するなら30点くらい。受講された学生さんには申し訳ないのですが正直、今回は失敗です。流れが悪かった。幾つか反省点あり。次回は何とか…。でも参加者さんは皆さん優しくて、アンケートは全員、話はききやすかったか?とか、資料はわかりやすかったか?の項目でAをつけて下さいました。プレゼン慣れしていますね、という感想も口頭で頂きました。今回の参加者さんは、また別の種類の講習会で菜の花の担当回に参加して下さる方も多いので、次回はきっと精進しましょう。よりよい講習会をお届けせねば。あー、あと秋にも今回と同内容の講習会を予定していますが、次回はもっと改定する予定。今回のも、一昨年の秋に菜の花が自分で大改訂したものが雛形になっていて、殆ど菜の花自身が「これは良い」と思って作ったものではあるのですが、まだまだ甘かったです。きっと、もっとよくなるから、次回は流れを見直そうと思っています。以前作ったものの穴が見えてくるというのは日々、少しは成長しているのかな…と良い方に思っておこうっと。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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