菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
冬場のカビ発見
193日目(通算1568日目)。幸い、カビに知り合いはいない。
水曜日朝は、Weekly Cleaning。春に、菜の花が今の図書室にやってきて提案し、毎週恒例の行事として、うちの図書室で完全に定着しました。…たまに「あ…そうだった…ちょっと面倒…」と、こっそり思ってしまうことがあるのは内緒(←こらこら、提案者っ!)。
1人が事務室の掃除機かけをしている間に、菜の花は書架のほこりとりに行ったのですが、同じく書架でほこりとりに従事していたIさんの叫び声が。何!?と行ってみたら、カビ発見なのでした…。えええ。冬ですのに。湿度も頑張って下げてますのに。
「まだカビが出てしまうのですね…」
「あ、でもそんなに活き活きしてませんよ!」
「…い、活きのいいカビ…?」
どうやら、大分前に生えたものが、それ以上勢力拡大することもなく、休眠状態に近い形で生き残っている状況、というのを表現したかったらしいのですが…、どうもIさんの説明を聞いていると、やたらとカビと仲良しな感じで。
「…ま、まさかカビにお友達でもいらっしゃるの…?」
と、思わず呟いた菜の花です。もちろん、全力で否定されました。
まあ、とにかく、それほど広範囲ではなく、2冊だけがやられていました。範囲も、製本のクロス部分だけだったので、エタノールで拭きとって、乾燥させておくだけで何とか。いやー…でもまだまだ、あちこちに眠っているかもしれません、カビ…。一度生えたら、彼らの生命力ときたら凄まじいですからね。学生時代、培養室でカビ発生!…で、どれだけ泣かされてきたことか。エタノールで洗った雑巾で床から壁から天井まで、しっかり拭きとってもまた発生してきたりしますからね。僅かな胞子でも残してしまうと、アウトなのです。カビ、強すぎです。研究室であれだけ細心の注意を払っていても出てしまうカビなのですから、図書室なんて滅菌状態とは程遠いですし、いつでもどこでも繁殖していてちっともおかしくないわけで…。だからと言って、繁殖させるわけにはいきませんが。野放しにはできません。…ふうむ、難しいもの。
本日は委員会でした。図書室からの審議事項はそのまま通りました。すなわち、新たな継続図書が1件、確定しました。洋書なのですが、業者Kさんに見積もりをお願いしたところ「お取り扱いできません」と断られてしまいました。えええ。業者Mさんからも「見つからないのでISBN分かりますか?」と再問い合わせがきました。どんなマニアックな本だ、と言いたいところですが、そんなに変なものでもないと思いますし、NACSISで確認すると全国で20館くらい所蔵があります。それらの大学さんが購入できたのですから、間違いなく国内で納入してくれる業者さんがいるはず。うーん、どうなっているのか。
水曜日朝は、Weekly Cleaning。春に、菜の花が今の図書室にやってきて提案し、毎週恒例の行事として、うちの図書室で完全に定着しました。…たまに「あ…そうだった…ちょっと面倒…」と、こっそり思ってしまうことがあるのは内緒(←こらこら、提案者っ!)。
1人が事務室の掃除機かけをしている間に、菜の花は書架のほこりとりに行ったのですが、同じく書架でほこりとりに従事していたIさんの叫び声が。何!?と行ってみたら、カビ発見なのでした…。えええ。冬ですのに。湿度も頑張って下げてますのに。
「まだカビが出てしまうのですね…」
「あ、でもそんなに活き活きしてませんよ!」
「…い、活きのいいカビ…?」
どうやら、大分前に生えたものが、それ以上勢力拡大することもなく、休眠状態に近い形で生き残っている状況、というのを表現したかったらしいのですが…、どうもIさんの説明を聞いていると、やたらとカビと仲良しな感じで。
「…ま、まさかカビにお友達でもいらっしゃるの…?」
と、思わず呟いた菜の花です。もちろん、全力で否定されました。
まあ、とにかく、それほど広範囲ではなく、2冊だけがやられていました。範囲も、製本のクロス部分だけだったので、エタノールで拭きとって、乾燥させておくだけで何とか。いやー…でもまだまだ、あちこちに眠っているかもしれません、カビ…。一度生えたら、彼らの生命力ときたら凄まじいですからね。学生時代、培養室でカビ発生!…で、どれだけ泣かされてきたことか。エタノールで洗った雑巾で床から壁から天井まで、しっかり拭きとってもまた発生してきたりしますからね。僅かな胞子でも残してしまうと、アウトなのです。カビ、強すぎです。研究室であれだけ細心の注意を払っていても出てしまうカビなのですから、図書室なんて滅菌状態とは程遠いですし、いつでもどこでも繁殖していてちっともおかしくないわけで…。だからと言って、繁殖させるわけにはいきませんが。野放しにはできません。…ふうむ、難しいもの。
本日は委員会でした。図書室からの審議事項はそのまま通りました。すなわち、新たな継続図書が1件、確定しました。洋書なのですが、業者Kさんに見積もりをお願いしたところ「お取り扱いできません」と断られてしまいました。えええ。業者Mさんからも「見つからないのでISBN分かりますか?」と再問い合わせがきました。どんなマニアックな本だ、と言いたいところですが、そんなに変なものでもないと思いますし、NACSISで確認すると全国で20館くらい所蔵があります。それらの大学さんが購入できたのですから、間違いなく国内で納入してくれる業者さんがいるはず。うーん、どうなっているのか。
PR
プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
フリーエリア
カレンダー
菜の花にメールする
カテゴリー
最新記事
(07/17)
(03/13)
(04/21)
(01/01)
(12/26)
この記事へのコメント