菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
第1弾、到着
658日目(通算1355日目)。見栄えは、思ったよりしなかったけど。
この前、大量発注をかけた展示会用の資料が、
海を越えてはるばる到着しました。
ダンボール箱3箱でやってきたのですが、1つの箱はぼろぼろでした。
うん、海外からくると、結構な割合でこうなりますよね。
あちこちで、ぞんざいな扱いを受けてきたのでありましょう。
まあ、紙ですから、投げられようと下敷きにされようと、
折れ曲がったり濡れなければ品質に問題はないのですが…、
ちょっとだけ曲がっちゃったかも。
今回の到着分は、何種類かかけた発注のうちの1種類です。
が、色んな言語の同じ資料を複数部ずつ発注したので…、
内容は全部同じなのですが、22ヶ国語でトータル100部以上になりました。
いやあ、凄いですね。これで手元にすでに持っている
日本語版も含めると、全23ヶ国語で書かれた、
まったく同じ内容(のはず)の資料が揃いました。
欲しい人にはあげちゃうよ?というつもりで、
それぞれ数部ずつ、用意してあります。
色んな言語の本が欲しい人は、
来年度のうちの展示会を要チェックですのよ!
今回届いた分が多分、一番大量で、
これから来る分はそれほど大変なことには
なっていないと思うのですが、到着してみないことには
実際のところはちょっと分かりません。どきどき。
そんなわけで、展示会企画準備は徐々に進んでいます。
実際の展示会開催のときには、
菜の花は別の部署にいそうですけれどもね。
まあ、見にきますよ、ちゃんと。
その他のお仕事は、いつも通りの新着受入作業、
引継ぎ書類整備、請求記号振り直しなど。
あー、そういえば、またLAN線の端子を、
がちゃこん、と、やってきました。
新たに10 mほどのLAN線が必要になったため。
システムのところにいったついでに、ちょこちょこ寄り道。
お出掛けは楽しいものです。
そのお出掛けついでに、目録の部署(システムの隣にある)で、
この前の「親書誌番号の不統一」に関連して尋ねてきました。
結果、
「書誌調整に出せる」
ということでした。
「特に規定なし」というのは、菜の花の見落としだったのです。
親書誌番号は、「第○巻」という形で資料に記載されているとき、
PTBLフィールドで数字だけにするべきなのか、
それとも元の形を維持すべきなのか、は、
確かにコーディングマニュアルには書かれていません。
しかしコーディングマニュアルにない場合は、NCRに従う、という原則があります。
このNCRを参照すると、「1.6.6.1」に、シリーズ番号(NCRではそう呼ばれる)は
「番号の前後に、それを修飾する語句がついているものもある」
とされ、その次の「1.6.6.2(シリーズ番号の記録の方法)」には、
「出版物に表示されている形で記述する」
と明記されています。なので、修飾する語句ごと、転記せよ、
というのが正しく思えると、うちの目録のかかりちょうが即答して下さいました。
…規定を全部覚えていらっしゃるのか、この方は…。
さすが、だてにうちの大学の目録業務を束ねる部署で、
かかりちょうをされておられません…。ただし、
「資料のどこかに数字のみの記載…例えば背など…があれば、
そこからとった、と主張し、数字のみにすることは可能」
とのこと。ああ、そういう解釈はOKなのですね。でも、
「まあ、(子書誌がすでにぶら下がっている場合)、
基本は前例に従いますけれどもねえ」
だそうですけれども。なお、単純な転記ミス、とみなせば、
発見館で勝手に書き換えが出来る?ということについては、
NO、という応えでした。
コーディングマニュアルの修正事項の一覧で、
PTBLのあの番号には「転記ミス」の場合の規定が見当たらないため。
ので、一応作成館に問い合わせるべきだ、ということで。
ははあ、規定って凄いなあ…と。
本日は、この相談を持ちかけてきたお隣の図書室のYさんが
お休みでしたので、この件はまた、明日にでもお知らせする予定。
この前、大量発注をかけた展示会用の資料が、
海を越えてはるばる到着しました。
ダンボール箱3箱でやってきたのですが、1つの箱はぼろぼろでした。
うん、海外からくると、結構な割合でこうなりますよね。
あちこちで、ぞんざいな扱いを受けてきたのでありましょう。
まあ、紙ですから、投げられようと下敷きにされようと、
折れ曲がったり濡れなければ品質に問題はないのですが…、
ちょっとだけ曲がっちゃったかも。
今回の到着分は、何種類かかけた発注のうちの1種類です。
が、色んな言語の同じ資料を複数部ずつ発注したので…、
内容は全部同じなのですが、22ヶ国語でトータル100部以上になりました。
いやあ、凄いですね。これで手元にすでに持っている
日本語版も含めると、全23ヶ国語で書かれた、
まったく同じ内容(のはず)の資料が揃いました。
欲しい人にはあげちゃうよ?というつもりで、
それぞれ数部ずつ、用意してあります。
色んな言語の本が欲しい人は、
来年度のうちの展示会を要チェックですのよ!
今回届いた分が多分、一番大量で、
これから来る分はそれほど大変なことには
なっていないと思うのですが、到着してみないことには
実際のところはちょっと分かりません。どきどき。
そんなわけで、展示会企画準備は徐々に進んでいます。
実際の展示会開催のときには、
菜の花は別の部署にいそうですけれどもね。
まあ、見にきますよ、ちゃんと。
その他のお仕事は、いつも通りの新着受入作業、
引継ぎ書類整備、請求記号振り直しなど。
あー、そういえば、またLAN線の端子を、
がちゃこん、と、やってきました。
新たに10 mほどのLAN線が必要になったため。
システムのところにいったついでに、ちょこちょこ寄り道。
お出掛けは楽しいものです。
そのお出掛けついでに、目録の部署(システムの隣にある)で、
この前の「親書誌番号の不統一」に関連して尋ねてきました。
結果、
「書誌調整に出せる」
ということでした。
「特に規定なし」というのは、菜の花の見落としだったのです。
親書誌番号は、「第○巻」という形で資料に記載されているとき、
PTBLフィールドで数字だけにするべきなのか、
それとも元の形を維持すべきなのか、は、
確かにコーディングマニュアルには書かれていません。
しかしコーディングマニュアルにない場合は、NCRに従う、という原則があります。
このNCRを参照すると、「1.6.6.1」に、シリーズ番号(NCRではそう呼ばれる)は
「番号の前後に、それを修飾する語句がついているものもある」
とされ、その次の「1.6.6.2(シリーズ番号の記録の方法)」には、
「出版物に表示されている形で記述する」
と明記されています。なので、修飾する語句ごと、転記せよ、
というのが正しく思えると、うちの目録のかかりちょうが即答して下さいました。
…規定を全部覚えていらっしゃるのか、この方は…。
さすが、だてにうちの大学の目録業務を束ねる部署で、
かかりちょうをされておられません…。ただし、
「資料のどこかに数字のみの記載…例えば背など…があれば、
そこからとった、と主張し、数字のみにすることは可能」
とのこと。ああ、そういう解釈はOKなのですね。でも、
「まあ、(子書誌がすでにぶら下がっている場合)、
基本は前例に従いますけれどもねえ」
だそうですけれども。なお、単純な転記ミス、とみなせば、
発見館で勝手に書き換えが出来る?ということについては、
NO、という応えでした。
コーディングマニュアルの修正事項の一覧で、
PTBLのあの番号には「転記ミス」の場合の規定が見当たらないため。
ので、一応作成館に問い合わせるべきだ、ということで。
ははあ、規定って凄いなあ…と。
本日は、この相談を持ちかけてきたお隣の図書室のYさんが
お休みでしたので、この件はまた、明日にでもお知らせする予定。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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