菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
元論文が見つからないっ(>_<)
- 2011/02/08 (Tue)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
- TB() |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
423日目(通算1121日目)。ついにそんな時季。
多分…ですが、そろそろ花粉が飛び始めていると、菜の花センサーは告げています。朝から調子がいまいちでした。目に違和感があるし、何となくだるいし、お昼頃からは熱っぽいし、頭痛がひどくて辟易しました。一応マスクはしていたのですが…うーん、もっと対策をしなくては。
今日は午前中は昨日までに所蔵登録した大量の資料を配架するのと、Webサイトの委員会で終わりました。ロゴを作ろうと会議のときは思ったのですが、午後から頭痛がひどくて嫌になりました。菜の花はとっても気まぐれです。これからしばらく、この症状が続くかと思うとやはり憂鬱です。色々と悲観的になるものです。もっと対策をすればよいのでしょうけれども、どうも病院は苦手ですし、薬も嫌いです…。何とか耐えたいところ。
で、午後は、新着資料の整理。それからレファレンス。
うちの学部のN先生が、論文を書くのに是非引用したい文章があるけれども、その論文を引用している論文しか手元になく、それ自体には引用文献の明確な表記がないため、引用の元論文を探している、というもの。「引用論文を引用する」という「孫引き」も横行する中、とても真面目なN先生。素敵です。でも、これが難敵でした。とてもね…。何しろ引用している論文だって戦前のもの、引用されている論文の方は、どうやら1900年…くらいらしく。新しくても1901年ということはないだろうなあという予想。一応、雑誌名は書いてあるのですが、あまりにも一般名詞すぎるものが2単語並ぶだけのもの。フリーワードで検索したら山ほど出てきちゃうし、そもそも書誌を作るときにそれだけのタイトルにして入力しない可能性は高いです。正直に降るタイトルをその2単語でとると、一応NACSISに1件、ヒットはあるのですけれども、これもなかなか曲者で…。最初のヒット画面を見たときに「あやしい」と直感した菜の花、ひたすら世界の所蔵検索をしまくり、お隣ではSさんが先生の持ってきた「引用したい文章」をぐぐって他に引用者がいないか探しまくり…、結局、2人の情報をあわせることで、NACSISでヒットしている雑誌は同名の別雑誌であることが判明しました。出版地が別の大陸です…。そして、どうもこの雑誌はウルリッヒさんにも掲載がない…。ああ、嫌だー!Web of Knowledgeの採録誌でもないし、とにかく書誌情報が殆ど出てこない。最終的に、最も詳しい書誌情報としては、ミシシッピ大学の図書館のものでした。何故、この大学が所蔵しているかは謎。出版地にもっと近い大学はあるはずなのですが…。そしてBLやLCにはなし。検索キィを思いつく限り色々試しましたが、該当しそうなものが見つかりません。でもまあとりあえず、1大学は持っていることは分かったわけですが…この雑誌(月刊)の、何巻何号何ページに掲載があるのかは依然不明。しかしこれ、電子ジャーナルもないですし、引用したい部分はタイトルでもなければ、抄録部分に入るものでもないベタ本文っぽいですし、ひたすら雑誌をぺらぺらめくって1ページずつ確認するほか、見つけられる可能性は低そうです。レファレンスを出すにしても、とてつもなく頼みづらいー。しかも、菜の花の英語力でこの状況を説明できるとは思えません…(- -;)。更に悪いことに、唯一の所蔵館であるこのミシシッピ大学も、1900年の7月以降は所蔵していないという。ああ…1900年の後半に掲載だったらアウトだー…。ああ、もう、先生、ちょっとひとっ走り、ミシシッピ大学まで行ってパラパラしてきて下さいませよ…。え?イリノイ大学なら利用証持ってらっしゃる?じゃあ、近いです、近い近い。日本からミシシッピ大学よりも、圧倒的に近いですよ~。いやはや、どうしたものか。また先生と、相談ですね。
多分…ですが、そろそろ花粉が飛び始めていると、菜の花センサーは告げています。朝から調子がいまいちでした。目に違和感があるし、何となくだるいし、お昼頃からは熱っぽいし、頭痛がひどくて辟易しました。一応マスクはしていたのですが…うーん、もっと対策をしなくては。
今日は午前中は昨日までに所蔵登録した大量の資料を配架するのと、Webサイトの委員会で終わりました。ロゴを作ろうと会議のときは思ったのですが、午後から頭痛がひどくて嫌になりました。菜の花はとっても気まぐれです。これからしばらく、この症状が続くかと思うとやはり憂鬱です。色々と悲観的になるものです。もっと対策をすればよいのでしょうけれども、どうも病院は苦手ですし、薬も嫌いです…。何とか耐えたいところ。
で、午後は、新着資料の整理。それからレファレンス。
うちの学部のN先生が、論文を書くのに是非引用したい文章があるけれども、その論文を引用している論文しか手元になく、それ自体には引用文献の明確な表記がないため、引用の元論文を探している、というもの。「引用論文を引用する」という「孫引き」も横行する中、とても真面目なN先生。素敵です。でも、これが難敵でした。とてもね…。何しろ引用している論文だって戦前のもの、引用されている論文の方は、どうやら1900年…くらいらしく。新しくても1901年ということはないだろうなあという予想。一応、雑誌名は書いてあるのですが、あまりにも一般名詞すぎるものが2単語並ぶだけのもの。フリーワードで検索したら山ほど出てきちゃうし、そもそも書誌を作るときにそれだけのタイトルにして入力しない可能性は高いです。正直に降るタイトルをその2単語でとると、一応NACSISに1件、ヒットはあるのですけれども、これもなかなか曲者で…。最初のヒット画面を見たときに「あやしい」と直感した菜の花、ひたすら世界の所蔵検索をしまくり、お隣ではSさんが先生の持ってきた「引用したい文章」をぐぐって他に引用者がいないか探しまくり…、結局、2人の情報をあわせることで、NACSISでヒットしている雑誌は同名の別雑誌であることが判明しました。出版地が別の大陸です…。そして、どうもこの雑誌はウルリッヒさんにも掲載がない…。ああ、嫌だー!Web of Knowledgeの採録誌でもないし、とにかく書誌情報が殆ど出てこない。最終的に、最も詳しい書誌情報としては、ミシシッピ大学の図書館のものでした。何故、この大学が所蔵しているかは謎。出版地にもっと近い大学はあるはずなのですが…。そしてBLやLCにはなし。検索キィを思いつく限り色々試しましたが、該当しそうなものが見つかりません。でもまあとりあえず、1大学は持っていることは分かったわけですが…この雑誌(月刊)の、何巻何号何ページに掲載があるのかは依然不明。しかしこれ、電子ジャーナルもないですし、引用したい部分はタイトルでもなければ、抄録部分に入るものでもないベタ本文っぽいですし、ひたすら雑誌をぺらぺらめくって1ページずつ確認するほか、見つけられる可能性は低そうです。レファレンスを出すにしても、とてつもなく頼みづらいー。しかも、菜の花の英語力でこの状況を説明できるとは思えません…(- -;)。更に悪いことに、唯一の所蔵館であるこのミシシッピ大学も、1900年の7月以降は所蔵していないという。ああ…1900年の後半に掲載だったらアウトだー…。ああ、もう、先生、ちょっとひとっ走り、ミシシッピ大学まで行ってパラパラしてきて下さいませよ…。え?イリノイ大学なら利用証持ってらっしゃる?じゃあ、近いです、近い近い。日本からミシシッピ大学よりも、圧倒的に近いですよ~。いやはや、どうしたものか。また先生と、相談ですね。
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL
プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
フリーエリア
菜の花にメールする
カテゴリー
最新記事
(07/17)
(03/13)
(04/21)
(01/01)
(12/26)
この記事へのコメント