菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
あれま、刊年がESTCと不一致だった…
- 2011/02/24 (Thu)
- 4-6年目(某文系図書室編) |
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433日目(通算1131日目)。今日は調子が悪くなかった。
何しろ、今日は雨でしたからね。素晴らしいです、雨。花粉トラッパーですね。うむうむ。怖いのは雨の後の晴れですけど。より沢山の花粉が、空気中を飛びます…。
今日は13:00までカウンター当番。でも13:10から事務部のお呼び出し仕事で、そのまま研修に行かなきゃだったので、ちょっと困っていました。うーん、どうする?実質お昼休み、5分かよ!みたいな。結局、パートのSさんに10分早くお昼休みを取ってもらい、カウンターに10分入ってもらう、ということで交渉。実際には15分前に代わっていただけたので、何とか20分くらい確保。ううう、菜の花のお昼休みが3分の2カット…。超過勤務のお給料、くださいな…。
今日、一番「えええぇぇぇ~!」だったのは、「書誌調整」というSubjectの1通のメール。差出人は、N女史。菜の花の前の前の課長で、現在は定年退職され、非常勤研究員として大学に勤務されています。で、そのN女史が送ってきたのは、うちの図書室の貴重書の書誌について。同じと思われる資料の目録を取ろうと思ったら、何だか書誌が変な気がするよ、というもの。3点が書かれていました。
1点目は、YEAR。ここにはPUBフィールドに入れた刊年を4桁の数字で入れるはずなのですが…、何だか妙な年代になっているよ、と。この資料は貴重書。標題紙の最下段の表示は「MDCCXC」。というわけで、PUBフィールドにある刊年は「1790」…ですが、何故かYEARフィールドが「1989」になっていましたとさ。いや、どう考えてもおかしいんで!何故!?打ち間違えにもほどがありますでしょう!「1970」ならまだ納得ですのに。(この件についてはあとから「1989年のリプリントか何かを流用して、変更を忘れたのでは?」説がありました。なるほど、それなら分かるかも。)これについては、明らかなミスなので修正。
2点目はPUBフィールドの出版地。「Londo」になっているけど、現物をご確認ください、と。あー…標題紙は思い切り「London」でした。ええ、打ち間違えですね。修正、と。
で、3点目。この資料は2冊セットなのですが、本当に両方1790年出版ですか?というご指摘。というのも、どうもN女史の手元にある資料は、v.2については1791年となっているらしいのです。えー。また微妙な。そしてこの書誌のNOTE注記にはESTCの番号が入っているのですが(ESTC:English Short Title Catalogue。1473年-1801年に英国で刊行された資料を収録対象としている目録。British Libraryのサイトで公開されています)、その番号だと、v.1が1790年、v.2が1791年らしく、まさにN女史の手元にある資料らしいのです。それ以外の書誌事項はどうもうちが作ったその資料の書誌データと一致しているらしいので、それも間違っていないか現物を確認してほしいとのこと。あー、これだけ間違っているならありそうな話ですよね…と思ったら…。あれ?確かに、何度見直しても、間違いなく、v.1もv.2も両方、1790年ですよ…?うーん。ESTCを確認しましたが、この資料は全部で10件、こまごまと書誌事項が異なっているものがあるようですけれども、そのどれもに一致せず。うーん、、、N女史は大変面白がっていらっしゃいましたが(さすが研究員)、とりあえず菜の花としては出来ることといえば、NOTE注記を消してしまうくらいであります…。今日はたまたま用事があってそちらの建物まで出掛けたので、実際に現物も見せて頂きましたが、僅か1文字の違いだけで、あとはフォントまで一緒でした。うーん。。。コピーをとって、しっかり確認しましたが、とりあえず貴重書室に戻してあります。事務室は現在、砂漠地帯ですので。湿度が、晴れている日は20%を切り、雨の本日でも30%くらいしかないのです…。どうなっているのでしょう、この事務室。加湿器を昨日から新しく買っていただいて設置したのですが、効果があまり出ていないようです…。とても広い空間なのに、ワンルームマンション用?というくらいの可愛らしい加湿器ですからね…。頑張れ頑張れ、加湿器。
何しろ、今日は雨でしたからね。素晴らしいです、雨。花粉トラッパーですね。うむうむ。怖いのは雨の後の晴れですけど。より沢山の花粉が、空気中を飛びます…。
今日は13:00までカウンター当番。でも13:10から事務部のお呼び出し仕事で、そのまま研修に行かなきゃだったので、ちょっと困っていました。うーん、どうする?実質お昼休み、5分かよ!みたいな。結局、パートのSさんに10分早くお昼休みを取ってもらい、カウンターに10分入ってもらう、ということで交渉。実際には15分前に代わっていただけたので、何とか20分くらい確保。ううう、菜の花のお昼休みが3分の2カット…。超過勤務のお給料、くださいな…。
今日、一番「えええぇぇぇ~!」だったのは、「書誌調整」というSubjectの1通のメール。差出人は、N女史。菜の花の前の前の課長で、現在は定年退職され、非常勤研究員として大学に勤務されています。で、そのN女史が送ってきたのは、うちの図書室の貴重書の書誌について。同じと思われる資料の目録を取ろうと思ったら、何だか書誌が変な気がするよ、というもの。3点が書かれていました。
1点目は、YEAR。ここにはPUBフィールドに入れた刊年を4桁の数字で入れるはずなのですが…、何だか妙な年代になっているよ、と。この資料は貴重書。標題紙の最下段の表示は「MDCCXC」。というわけで、PUBフィールドにある刊年は「1790」…ですが、何故かYEARフィールドが「1989」になっていましたとさ。いや、どう考えてもおかしいんで!何故!?打ち間違えにもほどがありますでしょう!「1970」ならまだ納得ですのに。(この件についてはあとから「1989年のリプリントか何かを流用して、変更を忘れたのでは?」説がありました。なるほど、それなら分かるかも。)これについては、明らかなミスなので修正。
2点目はPUBフィールドの出版地。「Londo」になっているけど、現物をご確認ください、と。あー…標題紙は思い切り「London」でした。ええ、打ち間違えですね。修正、と。
で、3点目。この資料は2冊セットなのですが、本当に両方1790年出版ですか?というご指摘。というのも、どうもN女史の手元にある資料は、v.2については1791年となっているらしいのです。えー。また微妙な。そしてこの書誌のNOTE注記にはESTCの番号が入っているのですが(ESTC:English Short Title Catalogue。1473年-1801年に英国で刊行された資料を収録対象としている目録。British Libraryのサイトで公開されています)、その番号だと、v.1が1790年、v.2が1791年らしく、まさにN女史の手元にある資料らしいのです。それ以外の書誌事項はどうもうちが作ったその資料の書誌データと一致しているらしいので、それも間違っていないか現物を確認してほしいとのこと。あー、これだけ間違っているならありそうな話ですよね…と思ったら…。あれ?確かに、何度見直しても、間違いなく、v.1もv.2も両方、1790年ですよ…?うーん。ESTCを確認しましたが、この資料は全部で10件、こまごまと書誌事項が異なっているものがあるようですけれども、そのどれもに一致せず。うーん、、、N女史は大変面白がっていらっしゃいましたが(さすが研究員)、とりあえず菜の花としては出来ることといえば、NOTE注記を消してしまうくらいであります…。今日はたまたま用事があってそちらの建物まで出掛けたので、実際に現物も見せて頂きましたが、僅か1文字の違いだけで、あとはフォントまで一緒でした。うーん。。。コピーをとって、しっかり確認しましたが、とりあえず貴重書室に戻してあります。事務室は現在、砂漠地帯ですので。湿度が、晴れている日は20%を切り、雨の本日でも30%くらいしかないのです…。どうなっているのでしょう、この事務室。加湿器を昨日から新しく買っていただいて設置したのですが、効果があまり出ていないようです…。とても広い空間なのに、ワンルームマンション用?というくらいの可愛らしい加湿器ですからね…。頑張れ頑張れ、加湿器。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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