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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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自動貸出機が使えない本

復職112日目。まさかの。

自動貸出機は大変便利で、利用者さんにも好評で利用して頂いています。利用証(学生証)を読み込ませ、本を指定の場所に置けば、自動的に資料IDバーコードを読み取り、磁気消去をして、最後にレシートを出してくれます。

そんな自動貸出機にも欠点はもちろんありまして…。運用上、使えなくしているのは禁帯出本や、付属資料のある本。これは欠点というわけではないのですが、これ以外にも使えない本があります。大きすぎる本は読み込みが出来ません。機械をはみ出るサイズもですし、分厚過ぎてもピントが合わないのかうまくいきません。それから劣化してバーコードが読み取り辛い本もダメです。感度的にはカウンターのバーコードリーダーの方が上のようです。そして更に本日、発覚したのは。放送大学のテキストでした。

クレームが入ったので確認したところ、使えない本が確かにあったのです。理由は単純でした。放送大学の少し前のテキストは、裏表紙の左下に、独自のバーコードが印刷されていて、それがたまたま、うちの図書館の資料IDバーコードのすぐ下で、平行な位置にあったのです。そのため、自動貸出機はまずそちらのバーコードを読みにいってしまうためにエラーしてしまうという。。。

この問題、確かめたところ、、右開きの本のみで起こり(うちの図書館ではidラベルを背から見て右側にある表紙に貼るため、左開きの本はそちら側は表紙なのでバーコードがなく、右開きの本は裏表紙になるためにバーコードが重なる)、また裏表紙のデザインが変更された2009年度以降は起こらないことが判明。新しいデザインではバーコードが本の上の方にあるため、下側からスキャンする自動貸出機は先にあるうちの図書館のIDを先に読んでくれるのでした。

語学や理系の本は横書き左開きが普通で、そういう本が多いために今まで気付かれなかった模様。ただし2008年度だけは本体バーコードに白ラベルを貼って隠してから資料IDラベルを貼るという「対策」がなされていたので、知っている人は知っていたのではないかと思われます。

とりあえず、是正のために本体バーコードは隠すことにし、その作業を学生バイトさんにお願いすることに。いやはや、これで更に少しでも、便利さが上がると良いのですが。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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