菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
電気工事屋さんと語らってみた
39日目(通算1414日目)。いや…もちろん、必要があってですよ?
昨日、電気工事屋さんから、図書室前の電灯工事のお見積もりを頂いたのですが、うーん、と悩んでしまいました。思ったよりもお安いし、それなら更に上の要求をこなして頂けると、これから数年たってからの後悔がないかもしれない、と思い始めると、そりゃもう…。
それで、予算管理しているOさんと相談の上、別の工事方法の見積もりも取ることにしました。とりあえず、お電話。もしもし?
見積もり頂いたんですけど、そうそう、そうです。それでですね、もしも電源スイッチを独立にするとしましたらね、どうなりますかね?え…はあ、そうなんですか!何と、西の端のあの1本を独立にするためには、廊下全部が繋がっていて東の端にスイッチがあるから、まずはそこから切り離して、それをまた西までひいてこないといけない?えー、それは思い切り、無駄な感じですね…。あんまり線を引き回したくないですね…。んー、でも、西側1本だけを、うちの図書室の中の廊下の電源に接続するという工事は、このお値段でやれるのですよね?そうですか、それなら簡単ですか。…え?今ある内側の廊下のスイッチと同じものを、外側廊下にもおろすことはできる?はあ、はあ、なるほど、それくらいのお値段で出来るのですね。へー。んー、じゃあ、内側廊下は今、3本の電灯をですね、2つのスイッチで制御しているのですけれどもね、つまりは1つのスイッチは1本、もう1つのスイッチは2本を制御しているわけですが、これの組み換えはできます?配線の組み換えですけれど。そうです、1つのスイッチで3本連動にする工事です。できる?なるほど。では、内側廊下の2本を制御しているスイッチに、残りの内側廊下の1本の配線を接続して3本連動にして、余ったスイッチの配線に、廊下全部の連動から切り離した西側1本を接続することは可能ですか?…可能。そうですか。ええと、そういう工事の見積もりだせます?すみません、口頭でうまく説明できませんで…。
という感じで。とりあえず、菜の花的ベストを追求してみました。これだけだと意味不明ですね…。これをここで巧く説明できるかどうか分かりませんが、ちょっとトライしてみましょう。
現状はですね、うちの図書室の廊下部分の電灯は、こんな感じです。
(図書室内側) A B C | D (図書室外側)
A-Dが蛍光灯。|は自動扉で、これよりも左側が図書室の中、右側が外。自動扉の内側に、AとCを一度に制御するスイッチ1と、Bを制御するスイッチ2があります。Dはスイッチがないセンサー式で、図書室外側に一直線に何十メートルか続く廊下に、ずらっと並んでいる電灯と連動しています。やりたいことは、廊下の一括連動からDだけを切り離して、図書室の中の電灯とある程度の連動にしたい、ということ。というのも、廊下のセンサー式は、1分で減光して6分で消灯してしまうので、図書室前がとても暗くなるため。
で、最初に出した見積もりは、Dの配線を廊下の一括連動から切り離し、AとCを一度に制御するスイッチ1と、Bを制御するスイッチ2、どちらか一方の配線に接続してしまう、というもの。これだと、図書室が開いている間は電源ON、図書室が閉まっているときはOFFになってとても良いのですが、図書室のすぐ前にある2つのお部屋に入りたい人にとっては、ちょっと暗くなります。しかも電灯をつけたくても、図書室の内側にしかスイッチがないので、閉室時(自動扉が開かない時間帯)の制御が、外側からはまったくききません。模式的にスイッチ1によって制御される蛍光灯を●、スイッチ2によって制御される蛍光灯を○として表すと、
(図書室内側) ● ○ ● ×| ○ (図書室外側)
で、スイッチは×の位置になります。とりあえず、これだと困る…。というわけで、スイッチを外側にも増設したらいいのでは?ということに。
(図書室内側) ● ○ ● ×|× ○ (図書室外側)
同じスイッチを外側にも。これで解決!…と思ったのですが、このままだと、外側から、内側の電灯が消せてしまいます。あと、廊下を明るくしたいだけなのに、無意味に図書室が明るくなっちゃう。では、スイッチで制御できる配線を組み替えてもらったらどうでしょう。つまり、蛍光灯Bの配線をスイッチ1の方へ寄せてしまうのです。
(図書室内側) ● ● ● ×|△ ○ (図書室外側)
で、しかも外側に増設するスイッチは、スイッチ2だけを制御するスイッチ△とすれば…ほら、解決!…という風に話を持っていくのは、電話口ではとっても大変でした…。そもそも、電気工事の知識がない菜の花には、それが実行可能かどうかも分かりませんでしたし。まあとりあえず「あ、それなら出来ます!」と電気工事やさんも仰っていたので、何とかなりそうな気が致します。問題は金額だけですねー。むむう、見積もりを見るのがちょっと怖い。
本日は、蔵書点検をさくさくと進めていました。来年度に予定していた部分に突入中。何とかして来年、楽をしたいなあ、ということで。それで、去年の蔵書点検で「行方不明」とされていた資料が1件、見つかりました。何と、資料IDラベルの貼り間違えでした。同じ資料IDを持つ資料が2冊、あったのです。そのうちの1冊が「行方不明」とされていたものでした。うーん、どうしてこんなことになったのか。そしてどうしてそれに気付いたのか。見つけてきたIさん、凄いですね…。累積不明がマイナス1になったのは嬉しいことです。
それからまた、所属換資料の遡及入力を。何だかんだで時間がかかってしまいましたが何とか完了。明日は菜の花も、蔵書点検のバーコード読み込み隊に加わりたいものです。今日はひたすらマッチングする係と化してましたから。
昨日、電気工事屋さんから、図書室前の電灯工事のお見積もりを頂いたのですが、うーん、と悩んでしまいました。思ったよりもお安いし、それなら更に上の要求をこなして頂けると、これから数年たってからの後悔がないかもしれない、と思い始めると、そりゃもう…。
それで、予算管理しているOさんと相談の上、別の工事方法の見積もりも取ることにしました。とりあえず、お電話。もしもし?
見積もり頂いたんですけど、そうそう、そうです。それでですね、もしも電源スイッチを独立にするとしましたらね、どうなりますかね?え…はあ、そうなんですか!何と、西の端のあの1本を独立にするためには、廊下全部が繋がっていて東の端にスイッチがあるから、まずはそこから切り離して、それをまた西までひいてこないといけない?えー、それは思い切り、無駄な感じですね…。あんまり線を引き回したくないですね…。んー、でも、西側1本だけを、うちの図書室の中の廊下の電源に接続するという工事は、このお値段でやれるのですよね?そうですか、それなら簡単ですか。…え?今ある内側の廊下のスイッチと同じものを、外側廊下にもおろすことはできる?はあ、はあ、なるほど、それくらいのお値段で出来るのですね。へー。んー、じゃあ、内側廊下は今、3本の電灯をですね、2つのスイッチで制御しているのですけれどもね、つまりは1つのスイッチは1本、もう1つのスイッチは2本を制御しているわけですが、これの組み換えはできます?配線の組み換えですけれど。そうです、1つのスイッチで3本連動にする工事です。できる?なるほど。では、内側廊下の2本を制御しているスイッチに、残りの内側廊下の1本の配線を接続して3本連動にして、余ったスイッチの配線に、廊下全部の連動から切り離した西側1本を接続することは可能ですか?…可能。そうですか。ええと、そういう工事の見積もりだせます?すみません、口頭でうまく説明できませんで…。
という感じで。とりあえず、菜の花的ベストを追求してみました。これだけだと意味不明ですね…。これをここで巧く説明できるかどうか分かりませんが、ちょっとトライしてみましょう。
現状はですね、うちの図書室の廊下部分の電灯は、こんな感じです。
(図書室内側) A B C | D (図書室外側)
A-Dが蛍光灯。|は自動扉で、これよりも左側が図書室の中、右側が外。自動扉の内側に、AとCを一度に制御するスイッチ1と、Bを制御するスイッチ2があります。Dはスイッチがないセンサー式で、図書室外側に一直線に何十メートルか続く廊下に、ずらっと並んでいる電灯と連動しています。やりたいことは、廊下の一括連動からDだけを切り離して、図書室の中の電灯とある程度の連動にしたい、ということ。というのも、廊下のセンサー式は、1分で減光して6分で消灯してしまうので、図書室前がとても暗くなるため。
で、最初に出した見積もりは、Dの配線を廊下の一括連動から切り離し、AとCを一度に制御するスイッチ1と、Bを制御するスイッチ2、どちらか一方の配線に接続してしまう、というもの。これだと、図書室が開いている間は電源ON、図書室が閉まっているときはOFFになってとても良いのですが、図書室のすぐ前にある2つのお部屋に入りたい人にとっては、ちょっと暗くなります。しかも電灯をつけたくても、図書室の内側にしかスイッチがないので、閉室時(自動扉が開かない時間帯)の制御が、外側からはまったくききません。模式的にスイッチ1によって制御される蛍光灯を●、スイッチ2によって制御される蛍光灯を○として表すと、
(図書室内側) ● ○ ● ×| ○ (図書室外側)
で、スイッチは×の位置になります。とりあえず、これだと困る…。というわけで、スイッチを外側にも増設したらいいのでは?ということに。
(図書室内側) ● ○ ● ×|× ○ (図書室外側)
同じスイッチを外側にも。これで解決!…と思ったのですが、このままだと、外側から、内側の電灯が消せてしまいます。あと、廊下を明るくしたいだけなのに、無意味に図書室が明るくなっちゃう。では、スイッチで制御できる配線を組み替えてもらったらどうでしょう。つまり、蛍光灯Bの配線をスイッチ1の方へ寄せてしまうのです。
(図書室内側) ● ● ● ×|△ ○ (図書室外側)
で、しかも外側に増設するスイッチは、スイッチ2だけを制御するスイッチ△とすれば…ほら、解決!…という風に話を持っていくのは、電話口ではとっても大変でした…。そもそも、電気工事の知識がない菜の花には、それが実行可能かどうかも分かりませんでしたし。まあとりあえず「あ、それなら出来ます!」と電気工事やさんも仰っていたので、何とかなりそうな気が致します。問題は金額だけですねー。むむう、見積もりを見るのがちょっと怖い。
本日は、蔵書点検をさくさくと進めていました。来年度に予定していた部分に突入中。何とかして来年、楽をしたいなあ、ということで。それで、去年の蔵書点検で「行方不明」とされていた資料が1件、見つかりました。何と、資料IDラベルの貼り間違えでした。同じ資料IDを持つ資料が2冊、あったのです。そのうちの1冊が「行方不明」とされていたものでした。うーん、どうしてこんなことになったのか。そしてどうしてそれに気付いたのか。見つけてきたIさん、凄いですね…。累積不明がマイナス1になったのは嬉しいことです。
それからまた、所属換資料の遡及入力を。何だかんだで時間がかかってしまいましたが何とか完了。明日は菜の花も、蔵書点検のバーコード読み込み隊に加わりたいものです。今日はひたすらマッチングする係と化してましたから。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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