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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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未遡及だったのかー

38日目(通算1413日目)。足がいっぱいある長いからだの生き物、こんにちは。

昨日は平和な一日で、図書室への闖入者ゼロの日だったのですが、今日は上述の通り、ムカデさんが登場しました。これがまた、大きい!とても共生できないです…。申し訳ないですが、駆逐。


そんなどきどきな図書室ですが、本日も蔵書点検。ついに、来年分に手を出し始めました。だって、やっちゃった方が来年、減らせますものねー。そして菜の花は書架で、未登録本の山に行き会ったのであった…!ああ、びっくり。これは再受入対応しましょう。さっさとやっちゃいましょう。というか、公称の蔵書冊数がこれほど当てにならない図書室、学内ではいまどき珍しい…。


そして、別の図書室が捨ててしまう前に頂いた資料の「所属換」が完了したとのことで、装備しちゃえー、と思ったら半分以上が未遡及本でした。

「未登録」と「未遡及」、似ているようでまったく違うこの2つ。「未登録」はそもそもその本の存在自体が認知されていない状態。この状態の本を見つけたら「再受入」という、通常資料と同様の受入作業を行なって、「資料ID」という個別資料に振られるIDを取得します。一方「未遡及」は、本自体の受入は終わっていて、その本が存在しているのは分かっていて、ちゃんと固有番号も割り当てられているのだけれど、デジタルデータとしての登録がなされていない状態。いまどきの図書館資料は全部、ネットで「所蔵検索」出来ちゃいますよね。あれは新たに受入した資料をどんどんデジタルで登録していて、デジタルデータになるよりももっと前に受入した資料は「遡及入力」という、「すでに受入した資料データを登録する」作業をしているから検索が可能になっているわけです。その「遡及入力」をしていない資料が「未遡及」というわけ。

で、まさか所属換するような資料が未遡及資料とは。思いもよりませんでした。というわけで、こつこつ遡及入力している途中です。


あと、除却候補資料の整理も少しだけ。本当に少しだけ。今日は半段くらいしか進まず。どうしよう、50列くらい、作業しなくてはいけないのですが、まだ1列目の1連目の2段目です…。秋までに終わるの!?本当に終わるの…!?蔵書点検より、こちらの方が危険。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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