菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
発掘作業
317日目(通算1692日目)。中抜け。
本日は、昼間に2時間(お昼休みを挟んで実質3時間)ほど時間休を頂きました。自宅の給湯器がお亡くなりになりまして、その工事のために。いや、もう、暑いとはいえこの季節に水風呂は嫌だー!ということで。給湯器は勤続15年の古株さんだったお蔭で、まるごと交換になりました。工事時間は1時間半くらい。そのあとおうちでごはんを食べてから再出勤。職住近接は本当に助かります。
というわけで、真ん中でがばっと時間が抜けたわけですが、その前に未登録資料整理をして、その後もそのつもりだったのですが。午後、再出勤したら一昨日、資料館さんから掲載許可願がきていた件で、N学院大学の先生が来室されました。掲載のための調査委員というのは、その先生だったのですね。
12件の掲載希望資料のうち、4冊が未登録資料だったため、どこに配架されているか分からない、というとても間抜けなことになっていました。他大学の先生に「確かにこの本、ここで見たよ!」と仰って頂いているのに、当の資料室の図書館員が「ど、どこにあるか分かりません…!」なんて、とてつもなく間抜けで恥ずかしい事態です…とほほ。これだから未登録資料は撲滅しないといけないのですわ…!…と決意を新たにする菜の花なのです。
先生の記憶と記録では、4件のうち3件は通常書架に入っており、1件はダンボールで別置だったとのこと。ダンボール資料は一部、エクセルファイルにまとめたタイトルリストはあるのですが、運悪くこのダンボールはリスト未作成分だったので何とも出来ず。6箱にぎっしり詰められた封筒の中から1つを探しだせ!…ということに。でもまだこれは良い方。残りの3件は通常書架にあるのです。何万冊かの中から、数十ページのうっすぺらい本を探し出そうだなんて…、何と言うかまさに「木を隠すなら森」状態。唯一の救いは、一応図書館ですから、分類はされている、ということでしょうか。でも、非常に微妙なタイトルだったので、幾つも候補が思い浮かぶし、細かい数字の取り方は担当者ごとの個性もある上、思い浮かんだところがいずれも非常に資料の多い分類だったので、完全なる発掘作業と化していました。その上、実は「次回修理製本」の棚に1つは入っている、というオチでしたしね…!もちろん、製本準備をしているわけですから、タイトルリストは手元にあったのです。それがどうして早い段階で分からなかったかというと、この本がシリーズものの1冊だったため。送られてきていた「掲載希望資料一覧」には個別タイトルだけが書かれていて、製本準備リストには雑誌名だけが書かれていたので、同じ資料と認識できなかったのです。見つかってよかった…。
最終的には1冊を残して何とか見つかりました。3人がかりで、実に3時間かかりました。それでもどうしても1冊は出てこず。探しに来られた先生は、探している途中で掘り出し物の未登録資料を見つけられたらしく、2冊ほどコピーを取られてにこやかに帰っていかれました。…無駄に宝箱化しているうちの図書室です…。いや、本当に少しでも早く、未登録資料は撲滅しますからっ。頑張りますからっ。
本日は、昼間に2時間(お昼休みを挟んで実質3時間)ほど時間休を頂きました。自宅の給湯器がお亡くなりになりまして、その工事のために。いや、もう、暑いとはいえこの季節に水風呂は嫌だー!ということで。給湯器は勤続15年の古株さんだったお蔭で、まるごと交換になりました。工事時間は1時間半くらい。そのあとおうちでごはんを食べてから再出勤。職住近接は本当に助かります。
というわけで、真ん中でがばっと時間が抜けたわけですが、その前に未登録資料整理をして、その後もそのつもりだったのですが。午後、再出勤したら一昨日、資料館さんから掲載許可願がきていた件で、N学院大学の先生が来室されました。掲載のための調査委員というのは、その先生だったのですね。
12件の掲載希望資料のうち、4冊が未登録資料だったため、どこに配架されているか分からない、というとても間抜けなことになっていました。他大学の先生に「確かにこの本、ここで見たよ!」と仰って頂いているのに、当の資料室の図書館員が「ど、どこにあるか分かりません…!」なんて、とてつもなく間抜けで恥ずかしい事態です…とほほ。これだから未登録資料は撲滅しないといけないのですわ…!…と決意を新たにする菜の花なのです。
先生の記憶と記録では、4件のうち3件は通常書架に入っており、1件はダンボールで別置だったとのこと。ダンボール資料は一部、エクセルファイルにまとめたタイトルリストはあるのですが、運悪くこのダンボールはリスト未作成分だったので何とも出来ず。6箱にぎっしり詰められた封筒の中から1つを探しだせ!…ということに。でもまだこれは良い方。残りの3件は通常書架にあるのです。何万冊かの中から、数十ページのうっすぺらい本を探し出そうだなんて…、何と言うかまさに「木を隠すなら森」状態。唯一の救いは、一応図書館ですから、分類はされている、ということでしょうか。でも、非常に微妙なタイトルだったので、幾つも候補が思い浮かぶし、細かい数字の取り方は担当者ごとの個性もある上、思い浮かんだところがいずれも非常に資料の多い分類だったので、完全なる発掘作業と化していました。その上、実は「次回修理製本」の棚に1つは入っている、というオチでしたしね…!もちろん、製本準備をしているわけですから、タイトルリストは手元にあったのです。それがどうして早い段階で分からなかったかというと、この本がシリーズものの1冊だったため。送られてきていた「掲載希望資料一覧」には個別タイトルだけが書かれていて、製本準備リストには雑誌名だけが書かれていたので、同じ資料と認識できなかったのです。見つかってよかった…。
最終的には1冊を残して何とか見つかりました。3人がかりで、実に3時間かかりました。それでもどうしても1冊は出てこず。探しに来られた先生は、探している途中で掘り出し物の未登録資料を見つけられたらしく、2冊ほどコピーを取られてにこやかに帰っていかれました。…無駄に宝箱化しているうちの図書室です…。いや、本当に少しでも早く、未登録資料は撲滅しますからっ。頑張りますからっ。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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