菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
特別貸出
228日目(通算1603日目)。予算はどっきどき。
先月末に処理された、和雑誌の最終支払書類が到着しました。うん…この値段ですか。あとは洋雑誌と、図書の最終的な支払額を確認したら昨年度の決算が出せます。大幅な赤字・黒字は出なさそうで、とりあえずは一安心。
今日は、学内の別の図書館から「特別貸出」の問い合わせがきました。うちの図書室で、そちらから山ほど「特別貸出」を受けているらしいです。つまり、図書室館の長期貸出。実際のところはほぼ、籍だけ向こうで配置はずーっと昔からうち、というようなものですね。いや、聞いてはいましたが…その件数に驚きました。リストが…リストが長い…!!Σ( ̄ロ ̄lll)
あまりにも凄い量で、書誌も山ほどあるようだったのでちょっと途方に暮れましたが、ちゃんと取りまとめてみると大きく3種類だけに分かれました。
ひとつめは、何故これを「特別貸出」しているのかちょっとよく分からない本。18冊1セット。これは貸出更新の必要がないのでは…と思うのですが、次回の委員会に諮ってみるつもり。現状、どうしても使いたい、という先生がいらっしゃらないなら、ちゃんと戻したいです。
ふたつめは、大量のマイクロリール。貸出を受けているのは400本弱…。なかなかの物量です。しかも劣化しかかって、酢酸臭が…!Σ( ̄ロ ̄lll) どうしてこれをうちが特別貸出を受けているのかは、そのVOLを見れば分かりました。このマイクロ、シリーズもので、全部で650本あるのですが、うちの籍になっているマイクロと合わせるとちゃんと揃うよ、という状態なのです。そのまま返却してしまうといわゆる「泣き別れ」という状態になって、むしろ使いづらくなるケース。本来だったら、あちらかこちら、どちらかの籍に全部を一緒にしてあげると良いものなのですが、どうも書類とルールには勝てなかったケースらしく…。何だかよく分かりませんが過去、やってみようとしたもののまとめられなかったみたいです。でも再度「うちに全部くれないの?」と訊いてみたいところ。逆に「え、じゃあ全部ちょうだいよ?」と言われたらどうしましょう…。これの保存の為に結構、費用と手間をかけているし、これの原本に当たるものもうちで大量に所蔵しているので、困ってしまいそうです。でも、名目と実質がずれているのはどうにも気持ち悪いのです。。。
みっつめも、同じようなものでした。こちらは紙媒体ですが。700冊を超える、一連の資料群。でもやっぱり、うちの籍のものとVOLが入れ子になっていて、離すことができないもの。しかもこの資料群、うちの先生がご愛用の、とっても大事な研究材料のようなので、返すことなどできません!という、まさに「特別貸出」が必要な本でした。これはちゃんと更新手続きしたいです、是非是非。そしてF先生、思う存分、心ゆくまで使い切ってくださいませ。ええ、期待してます。
で、これら千件超の現物が、確かにうちの図書室にちゃんとあるかを…ふらふらしながら全部確認に行って参りましたことよ。リストで、目視で確認していくのはなかなか大変でした。「た、足りない…!22冊、足りない!!」と思ったら、一段飛ばしてましたわ…。いやはや。とにかく全部あるのは確認したので、これから委員会で返却・更新の承認を頂くための資料を作って、それから更新用のリストを作って…、あとは何が必要でしたっけ…。何だか4月になったら、色々なおしごとがじわじわとやってきますね、さすがに。
先月末に処理された、和雑誌の最終支払書類が到着しました。うん…この値段ですか。あとは洋雑誌と、図書の最終的な支払額を確認したら昨年度の決算が出せます。大幅な赤字・黒字は出なさそうで、とりあえずは一安心。
今日は、学内の別の図書館から「特別貸出」の問い合わせがきました。うちの図書室で、そちらから山ほど「特別貸出」を受けているらしいです。つまり、図書室館の長期貸出。実際のところはほぼ、籍だけ向こうで配置はずーっと昔からうち、というようなものですね。いや、聞いてはいましたが…その件数に驚きました。リストが…リストが長い…!!Σ( ̄ロ ̄lll)
あまりにも凄い量で、書誌も山ほどあるようだったのでちょっと途方に暮れましたが、ちゃんと取りまとめてみると大きく3種類だけに分かれました。
ひとつめは、何故これを「特別貸出」しているのかちょっとよく分からない本。18冊1セット。これは貸出更新の必要がないのでは…と思うのですが、次回の委員会に諮ってみるつもり。現状、どうしても使いたい、という先生がいらっしゃらないなら、ちゃんと戻したいです。
ふたつめは、大量のマイクロリール。貸出を受けているのは400本弱…。なかなかの物量です。しかも劣化しかかって、酢酸臭が…!Σ( ̄ロ ̄lll) どうしてこれをうちが特別貸出を受けているのかは、そのVOLを見れば分かりました。このマイクロ、シリーズもので、全部で650本あるのですが、うちの籍になっているマイクロと合わせるとちゃんと揃うよ、という状態なのです。そのまま返却してしまうといわゆる「泣き別れ」という状態になって、むしろ使いづらくなるケース。本来だったら、あちらかこちら、どちらかの籍に全部を一緒にしてあげると良いものなのですが、どうも書類とルールには勝てなかったケースらしく…。何だかよく分かりませんが過去、やってみようとしたもののまとめられなかったみたいです。でも再度「うちに全部くれないの?」と訊いてみたいところ。逆に「え、じゃあ全部ちょうだいよ?」と言われたらどうしましょう…。これの保存の為に結構、費用と手間をかけているし、これの原本に当たるものもうちで大量に所蔵しているので、困ってしまいそうです。でも、名目と実質がずれているのはどうにも気持ち悪いのです。。。
みっつめも、同じようなものでした。こちらは紙媒体ですが。700冊を超える、一連の資料群。でもやっぱり、うちの籍のものとVOLが入れ子になっていて、離すことができないもの。しかもこの資料群、うちの先生がご愛用の、とっても大事な研究材料のようなので、返すことなどできません!という、まさに「特別貸出」が必要な本でした。これはちゃんと更新手続きしたいです、是非是非。そしてF先生、思う存分、心ゆくまで使い切ってくださいませ。ええ、期待してます。
で、これら千件超の現物が、確かにうちの図書室にちゃんとあるかを…ふらふらしながら全部確認に行って参りましたことよ。リストで、目視で確認していくのはなかなか大変でした。「た、足りない…!22冊、足りない!!」と思ったら、一段飛ばしてましたわ…。いやはや。とにかく全部あるのは確認したので、これから委員会で返却・更新の承認を頂くための資料を作って、それから更新用のリストを作って…、あとは何が必要でしたっけ…。何だか4月になったら、色々なおしごとがじわじわとやってきますね、さすがに。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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