菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
マイクロリーダー、使ってもらえた!
229日目(通算1604日目)。そのために置いてあるわけだけれども。
今日は記念すべき日。菜の花がやってきてから初めて、ヘビーユーザーであるN西先生以外の人に、マイクロリーダーをがっつり使って頂けた日。…いや、利用率、低すぎだろう、とか言わないで下さいませ…。ちゃんとしっかり使われましたよ、今日!(それにN西先生が、これで購入した元がとれるだろうレベルに使って下さっているので大丈夫なのです。)
マイクロはその昔、ちょっとだけ使ったことがあるくらい…というN村先生が、「どうしてもこの資料が手に入らなくて、これを是非」と所蔵検索結果を印刷したものを差し出されたのが、マイクロ資料でした。うわあ、セッティングとかどうしようどうしよう、とおろおろし、閲覧担当のIさんに熱烈ヘルプ要請でした。(Iさん、本当にありがとうございます…!)
それにしても該当資料、お話を伺ったら確かに入手が難しそうなデータだなあと。とある地域の統計データなのですが、歴史的というか政治的というか、とにかくその地域のその期間の統計資料は少なそうだというのはすぐに分かりました。先生とその話でひとしきり盛り上がった後、先生の方はうちのマイクロリールの資料を印刷開始、菜の花の方は他の類似資料を探しに書庫へ旅立ちました。
書庫大冒険をしましたがホント、難しい。そんなに古いデータではないのですが、思わぬ穴でした。こういうこともあるのだなあ…。先行研究の話も伺いましたが、研究者でもこの辺のデータは避けがちらしいです。聞けばなるほど、という話なのですけれどもね。
先生からは「マイクロ資料ってどれくらい、保存がきくのですか?」というご質問もあり、劣化についてお話を少し。先生はちょうど最近、戦前の紙資料の劣化っぷりに驚いたばかりだそうで、それでマイクロの劣化状況はどうなのだろう、と思ったそうです。ここぞとばかり、紙の劣化、マイクロ資料の劣化について語る菜の花。いや、どうもすみません。
とりあえず、最初「50枚くらいで…」と仰っていたのに、最終的には500枚くらいのコピーを「戦利品!」とばかり持って帰られる先生が、ちょっと素敵でした。いつも背負っていらっしゃるあのリュックサック、何でも入りますね…!ご利用、ありがとうございましたー。
で、菜の花の業務は上述の通りの、「データ探して書庫冒険」と、それからこつこつ進めていた新着目録作業の完了、あとは昨日の「特別貸出」関連の業務ですね。まずは貸出元のMかかりちょうと内線でご相談して、それから委員会に提出する用の参考資料を作成。今は、貸出更新のための提出書類を準備中。明日も継続してこの書類作成をする予定。あと、やっぱりどうしても購入時の事情により、うちの図書室の籍にはしてもらえないということでした。まあ、分かっていましたけれどもね。しかし普通の物品ならある程度の期間が経過すれば「償却」していくものですけれども、残念ながら本というのは償却しない…「だってコンテンツは擦り切れないもの!」だそうで。でも例えば「最新WINDOWS 95入門」とかだったら、擦り切れていってしまうとは思いますけれどもね。すでにWin 95とか図書室には存在してませんし。そういうコンピュータなどのマニュアル類はそもそも「図書館備品としない」というルールになっているところが多いです。そもそもそれは備品ではなく、消耗品だろう、ということで。でも実際のところその判断って…結構微妙かも?実際、うちの図書室には何十年も前に「この本は消耗品だろ?」という扱いにされたせいで、資産としての登録がなされていない「未登録本」が山となっていて、それを何とかするために日々、こつこつと作業しているのが菜の花なわけでして。いやはや、難しいことです。
今日は記念すべき日。菜の花がやってきてから初めて、ヘビーユーザーであるN西先生以外の人に、マイクロリーダーをがっつり使って頂けた日。…いや、利用率、低すぎだろう、とか言わないで下さいませ…。ちゃんとしっかり使われましたよ、今日!(それにN西先生が、これで購入した元がとれるだろうレベルに使って下さっているので大丈夫なのです。)
マイクロはその昔、ちょっとだけ使ったことがあるくらい…というN村先生が、「どうしてもこの資料が手に入らなくて、これを是非」と所蔵検索結果を印刷したものを差し出されたのが、マイクロ資料でした。うわあ、セッティングとかどうしようどうしよう、とおろおろし、閲覧担当のIさんに熱烈ヘルプ要請でした。(Iさん、本当にありがとうございます…!)
それにしても該当資料、お話を伺ったら確かに入手が難しそうなデータだなあと。とある地域の統計データなのですが、歴史的というか政治的というか、とにかくその地域のその期間の統計資料は少なそうだというのはすぐに分かりました。先生とその話でひとしきり盛り上がった後、先生の方はうちのマイクロリールの資料を印刷開始、菜の花の方は他の類似資料を探しに書庫へ旅立ちました。
書庫大冒険をしましたがホント、難しい。そんなに古いデータではないのですが、思わぬ穴でした。こういうこともあるのだなあ…。先行研究の話も伺いましたが、研究者でもこの辺のデータは避けがちらしいです。聞けばなるほど、という話なのですけれどもね。
先生からは「マイクロ資料ってどれくらい、保存がきくのですか?」というご質問もあり、劣化についてお話を少し。先生はちょうど最近、戦前の紙資料の劣化っぷりに驚いたばかりだそうで、それでマイクロの劣化状況はどうなのだろう、と思ったそうです。ここぞとばかり、紙の劣化、マイクロ資料の劣化について語る菜の花。いや、どうもすみません。
とりあえず、最初「50枚くらいで…」と仰っていたのに、最終的には500枚くらいのコピーを「戦利品!」とばかり持って帰られる先生が、ちょっと素敵でした。いつも背負っていらっしゃるあのリュックサック、何でも入りますね…!ご利用、ありがとうございましたー。
で、菜の花の業務は上述の通りの、「データ探して書庫冒険」と、それからこつこつ進めていた新着目録作業の完了、あとは昨日の「特別貸出」関連の業務ですね。まずは貸出元のMかかりちょうと内線でご相談して、それから委員会に提出する用の参考資料を作成。今は、貸出更新のための提出書類を準備中。明日も継続してこの書類作成をする予定。あと、やっぱりどうしても購入時の事情により、うちの図書室の籍にはしてもらえないということでした。まあ、分かっていましたけれどもね。しかし普通の物品ならある程度の期間が経過すれば「償却」していくものですけれども、残念ながら本というのは償却しない…「だってコンテンツは擦り切れないもの!」だそうで。でも例えば「最新WINDOWS 95入門」とかだったら、擦り切れていってしまうとは思いますけれどもね。すでにWin 95とか図書室には存在してませんし。そういうコンピュータなどのマニュアル類はそもそも「図書館備品としない」というルールになっているところが多いです。そもそもそれは備品ではなく、消耗品だろう、ということで。でも実際のところその判断って…結構微妙かも?実際、うちの図書室には何十年も前に「この本は消耗品だろ?」という扱いにされたせいで、資産としての登録がなされていない「未登録本」が山となっていて、それを何とかするために日々、こつこつと作業しているのが菜の花なわけでして。いやはや、難しいことです。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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