菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
合綴処理
144日目(通算1519日目)。そして次々とディフェンスされる。
昨日の電話事件は未解決のままですが、まあもういいや、繋がるし、という超適当な感じで、もう1台の電話機も設置しました。そちらはかなり好調。うーん、やっぱり大手家電メーカーというのは凄いのかも。菜の花の席の方の電話機、よさそうなメーカーかな、とは思ったのですが、超有名企業というわけではなくて。いやいや、とにかく使えればそれでOK。菜の花は満足です。音質もなかなか悪くないですし。電波の飛びもよいですし。
電話機が片付いてから、またこれも昨日の続きで、著作権関係の規定関係文書について、確認をお願いしていたところからご意見が戻ってきたので、反映させた上で、他機関の問い合わせに回答するためのフォーマットの叩き台も作成して一緒に添付して送信。この件については午後から研究員の方が直接来室されたので、まあ適宜言いくるめて(え?)、ファイルを先生に送って頂く様に依頼。こういうときは、あんまり事務系の菜の花が口うるさくするよりも、研究者同士でよしなにやって頂く方が良いと思っています。研究員さんは自分で作成していないファイルを送るのは…と仰いますから、そのためにこの場で「議論」しましたよ、ということで。先生にもこれの作成を請け負ったときに「研究員の方と相談の上、ご連絡します」と申し上げておきましたしね。今の所属している組織はちょっと歪んだ、妙な形をしていますので、お仕事は綺麗に整理しておかないと、本当に命に関わります。
で、ファイルを一度送ったあとから、新着図書の目録作業に入りました。今回は、そもそもの数が多いだけでなく、合綴処理まで満載です。1冊に10書誌前後を合冊してしまっている古い簡易製本の資料を何冊か登録したもので。これがもう、大変面倒なのです…。そもそも「合綴処理」が通常変換で出てこないのですけれど、これのヨミ、分かります?図書館関係者ならご存知でしょうけれども、「がってつしょり」と読みます。合冊されてしまった別々の本を、登録していくときにこの言葉を使っていると思います。
NACSISの所蔵は、書誌に対してつけていくので、1つの資料IDの中に数書誌分の資料が合冊製本されていても特に問題が生じません。1つ1つの書誌に、1つの同じ資料IDをどんどん登録していけばいいだけです。
所蔵-aという1冊に、書誌A, B, C, Dが合冊されている場合
◆NACSISの世界
1. 書誌-A…所蔵-a
2. 書誌-B…所蔵-a
3. 書誌-C…所蔵-a
4. 書誌-D…所蔵-a
(4書誌データに、それぞれ同じID(所蔵-a)のデータをつけていく)
ところが、うちの大学の図書館システム(Local)では、1つの所蔵(資料ID)を基準に、そちらを書誌にリンクさせていきます(書誌データは個別に存在)。
所蔵aという1冊に、書誌A, B, C, Dが合冊されている場合
◇Localの世界
1. 所蔵-a…書誌-A, 書誌-B, 書誌-C, 書誌-D
(1所蔵データに、書誌-A, B, C, Dをすべてリンクさせる)
こうやって、1つの所蔵に対して複数の書誌を登録していくのを菜の花は「合綴処理」と呼んでいます。
で、見れば分かるのですがNACSISとLocalはまったく別の方式になるのですね。ちなみに通常の1書誌-1所蔵の、1対1対応の場合はこうなります。
所蔵-aという1冊が、書誌Aという本の場合
◆NACSISの世界
1. 書誌-A…所蔵-a (書誌-Aに、所蔵-aを登録)
◇Localの世界
1. 所蔵-a…書誌-A (所蔵-aに、書誌-Aを登録)
ひっくり返ってはいますが、結局対称形をしていますから、目録作業時にはNACSIS上で作業を行なうとLocalにも同じ形のデータを落としこむことができて、作業は1回で済むようになっています。NACSISは、まず書誌があってそれをどこが持っているか?を登録していき、Local(大学)では、資産として登録されたものが一体何者なのか?を登録していく、というまったく別の考え方で作られているからこういうことになるのですね…。普段はあまり気になりませんが、合綴処理が必要なときは、非常に面倒なことになります。詳しくはともかく、簡単にいえば作業量がとっても増えるのです。で、こういうことをやっている最中に人が来る…!上述の著作権関係の文書についての話し合いもそうですし、業者さんも来るし、来客もある…何故、こういう作業中に限って、こんなに人が…(- -;)。途中で止めると、後から菜の花は泣きそうです…。まあ、「今いいですか?」と言われて「駄目です、出直してきて」と言わなかった菜の花が悪いのです。本当にどうしようもないときはきっぱり、言いますけれどね。菜の花は素直で率直なのが取り柄なので。
そんなこんなで、本日中に終わらせる予定の作業が、大分積み残しになってしまいました。とほほ。明日、頑張りましょう。。。
昨日の電話事件は未解決のままですが、まあもういいや、繋がるし、という超適当な感じで、もう1台の電話機も設置しました。そちらはかなり好調。うーん、やっぱり大手家電メーカーというのは凄いのかも。菜の花の席の方の電話機、よさそうなメーカーかな、とは思ったのですが、超有名企業というわけではなくて。いやいや、とにかく使えればそれでOK。菜の花は満足です。音質もなかなか悪くないですし。電波の飛びもよいですし。
電話機が片付いてから、またこれも昨日の続きで、著作権関係の規定関係文書について、確認をお願いしていたところからご意見が戻ってきたので、反映させた上で、他機関の問い合わせに回答するためのフォーマットの叩き台も作成して一緒に添付して送信。この件については午後から研究員の方が直接来室されたので、まあ適宜言いくるめて(え?)、ファイルを先生に送って頂く様に依頼。こういうときは、あんまり事務系の菜の花が口うるさくするよりも、研究者同士でよしなにやって頂く方が良いと思っています。研究員さんは自分で作成していないファイルを送るのは…と仰いますから、そのためにこの場で「議論」しましたよ、ということで。先生にもこれの作成を請け負ったときに「研究員の方と相談の上、ご連絡します」と申し上げておきましたしね。今の所属している組織はちょっと歪んだ、妙な形をしていますので、お仕事は綺麗に整理しておかないと、本当に命に関わります。
で、ファイルを一度送ったあとから、新着図書の目録作業に入りました。今回は、そもそもの数が多いだけでなく、合綴処理まで満載です。1冊に10書誌前後を合冊してしまっている古い簡易製本の資料を何冊か登録したもので。これがもう、大変面倒なのです…。そもそも「合綴処理」が通常変換で出てこないのですけれど、これのヨミ、分かります?図書館関係者ならご存知でしょうけれども、「がってつしょり」と読みます。合冊されてしまった別々の本を、登録していくときにこの言葉を使っていると思います。
NACSISの所蔵は、書誌に対してつけていくので、1つの資料IDの中に数書誌分の資料が合冊製本されていても特に問題が生じません。1つ1つの書誌に、1つの同じ資料IDをどんどん登録していけばいいだけです。
所蔵-aという1冊に、書誌A, B, C, Dが合冊されている場合
◆NACSISの世界
1. 書誌-A…所蔵-a
2. 書誌-B…所蔵-a
3. 書誌-C…所蔵-a
4. 書誌-D…所蔵-a
(4書誌データに、それぞれ同じID(所蔵-a)のデータをつけていく)
ところが、うちの大学の図書館システム(Local)では、1つの所蔵(資料ID)を基準に、そちらを書誌にリンクさせていきます(書誌データは個別に存在)。
所蔵aという1冊に、書誌A, B, C, Dが合冊されている場合
◇Localの世界
1. 所蔵-a…書誌-A, 書誌-B, 書誌-C, 書誌-D
(1所蔵データに、書誌-A, B, C, Dをすべてリンクさせる)
こうやって、1つの所蔵に対して複数の書誌を登録していくのを菜の花は「合綴処理」と呼んでいます。
で、見れば分かるのですがNACSISとLocalはまったく別の方式になるのですね。ちなみに通常の1書誌-1所蔵の、1対1対応の場合はこうなります。
所蔵-aという1冊が、書誌Aという本の場合
◆NACSISの世界
1. 書誌-A…所蔵-a (書誌-Aに、所蔵-aを登録)
◇Localの世界
1. 所蔵-a…書誌-A (所蔵-aに、書誌-Aを登録)
ひっくり返ってはいますが、結局対称形をしていますから、目録作業時にはNACSIS上で作業を行なうとLocalにも同じ形のデータを落としこむことができて、作業は1回で済むようになっています。NACSISは、まず書誌があってそれをどこが持っているか?を登録していき、Local(大学)では、資産として登録されたものが一体何者なのか?を登録していく、というまったく別の考え方で作られているからこういうことになるのですね…。普段はあまり気になりませんが、合綴処理が必要なときは、非常に面倒なことになります。詳しくはともかく、簡単にいえば作業量がとっても増えるのです。で、こういうことをやっている最中に人が来る…!上述の著作権関係の文書についての話し合いもそうですし、業者さんも来るし、来客もある…何故、こういう作業中に限って、こんなに人が…(- -;)。途中で止めると、後から菜の花は泣きそうです…。まあ、「今いいですか?」と言われて「駄目です、出直してきて」と言わなかった菜の花が悪いのです。本当にどうしようもないときはきっぱり、言いますけれどね。菜の花は素直で率直なのが取り柄なので。
そんなこんなで、本日中に終わらせる予定の作業が、大分積み残しになってしまいました。とほほ。明日、頑張りましょう。。。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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