忍者ブログ

菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

パンフレット・バインダー

499日目(通算1874日目)。値段はやはり、値段だった。

薄い、戦前に出版されているような劣化資料の保護のため、硬めの表紙をつけることがあります。そのときに便利なのが、パンフレット・バインダーというもの。ボードを連結し、内側には寒冷紗と和紙やテープなどの「舌」がついていて、ここに資料を貼付することで固定します。

うちの図書室ではK社さんの具材が何故か大量にあったので、これをずっと利用してきたのですが最近、数が減ってきたのでそろそろ買い足そうか、ということになったのですが。調べて見ると結構、良いお値段なのですよね。で、似たような商品でもっと安いI社さんのものを買おうかと検討していました。でもどんなものかよく分からない。それで業者Mの営業さんにお願いして、サンプルを取り寄せて頂きました。

お値段的には、I社さんの1.5倍するK社さんの商品。つまりI社さんのものを30冊買う金額で、K社さんのものは20冊しか買えない…。結構、大きいです。で、肝心の商品は…。比較してみました。

まず、ボードの厚さは両社ともほぼ同じ。堅さは…気のせいか、K社さんの方が頑丈な気がします。ボードの小口側のふちは、K社さんの方は布地テープで保護されていて、I社さんの方は丸く切り落としになっています。どちらも、ここからの壊れを意識しているのが分かります。背のボード連結部分の素材は、K社さんは布地テープ、I社さんは一般的なビニールっぽい製本テープ。I社さんのは、ちょっと安っぽいかな…。お値段の違いはこういうところに出ている…?また、K社さんの方は、綺麗に「耳」が作られており、少しだけ厚めのものでも、きっちり保護、スムーズな開閉が出来るようになっています。内側の「舌」部分は、K社さんが和紙様の紙、I社さんが簡単シールタイプ。便利かもしれませんが…粘着部分で資料がどうなるかは若干心配。

お値段の違いが納得できるレベルに、基本的にK社さんのものが良さそうです。が、そのメリットは、1.5倍の数が買えることに匹敵することなのか…、そこが問題でした。結局、結論保留です。長期的な目で見れば、若干高くても、良いものを買うべきなのでしょうけれどもね…。






拍手[1回]

PR

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

フリーエリア

カレンダー

10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

菜の花にメールする

最新CM

アーカイブ

最新TB

ブログ内検索

アクセス解析

広告

忍者アナライズ

Copyright ©  -- 菜の花の大学図書館日誌 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]