菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
セルフかみさまへの道は、遠い
190日目(通算1565日目)。2月スタート。
うちの図書室は来室者が少ないので、閲覧担当者はいつでも利用者さんに飢えています。事務的な用事で来室される研究員さんは通常、「利用者」カウントにはならないのですけれど、今日はいつもの研究員さんが本を借りにいらしたので「利用者だ!」と大喜びされていた閲覧担当者の鑑の様なIさん。そして彼女は、「利用者さんは、かみさまです!」と仰っています。ふむ…。
でも考えてみると、うちの図書室の本を借りていけば、誰でも利用者といえば利用者…だったら、自分で借りたらいいのでは?セルフかみさま。…と、提案してみたら、Iさんには酷く驚かれました。今まで考えたこともなかったようです。何て真面目で素直な人なのでしょうか。
でも、うちの図書室の本は重量級のものが多いので、やっぱりちょっと尻込みしてしまうようです。うーん、それなら、借りた本を職場に置いていって、毎朝5分早く出勤して、読書タイムにしてみるというのはどうでしょう?…と更に提案してみました。
結果…、更に驚かれました。曰く、「まさかこの歳になって、そんな受験生に先生が言うみたいなことを言われるとは思いませんでした」と。はあ…そういう提案でしょうか。良い考えかと思ったのですけれどもねえ。残念。
Iさんの「セルフかみさま」への道は遠いです。
本日も、ひたすらに未登録資料の受入準備、請求記号の修正、それから先月の図書室の室内報(一定期間の間に、どんなことがあったのかを記録して回覧・保存しています)の作成。あとは、予算関係の相談とか確認とか。
事務室内でこの予算確認作業をしていたら、終わった後に「是非、資料補修用のページヘルパーとか買って欲しい」という要望が図書室内で上がってきました。まあ…何とかなりそうではありますが、一体どれだけ希望が出てくるのかしら…どきどき。怖いなあ、と思いつつも、「じゃあ、希望する品番とお値段を一覧にして下さい」とお願いしました。SさんとIさんが「ああ、これが必要…でも、余裕があったら出来れば2つほしい」「こちらのタイプも…」と話し合っていらっしゃるのを、更にどきどきしながら眺めつつ、資料の受入準備をする菜の花。
夕方、ようやく一覧が手元に。「こんな金額になってしまってごめんなさい」という様子で差し出される一覧。怖い。さあ、幾らになった?…ええと。…想像よりゼロが1つ少ないんですけどー。大丈夫です、必要なものはちゃんと買いましょう。今まさに、なくならんとしているのですよね、補修用品?そんなツメに火を灯すように修理をしなくても、ちゃんと必要な分量を使って、きちんと直して下さいませ。資料を長持ちさせないと、補修の意味がないですからね?中途半端はむしろ、資料を傷める結果にもなりかねません。
年度末、予算使いきりなどと称して無駄なものを買うようなことは言語道断ですが、必要なものはきちんと把握して、揃えておきたいものです。
うちの図書室は来室者が少ないので、閲覧担当者はいつでも利用者さんに飢えています。事務的な用事で来室される研究員さんは通常、「利用者」カウントにはならないのですけれど、今日はいつもの研究員さんが本を借りにいらしたので「利用者だ!」と大喜びされていた閲覧担当者の鑑の様なIさん。そして彼女は、「利用者さんは、かみさまです!」と仰っています。ふむ…。
でも考えてみると、うちの図書室の本を借りていけば、誰でも利用者といえば利用者…だったら、自分で借りたらいいのでは?セルフかみさま。…と、提案してみたら、Iさんには酷く驚かれました。今まで考えたこともなかったようです。何て真面目で素直な人なのでしょうか。
でも、うちの図書室の本は重量級のものが多いので、やっぱりちょっと尻込みしてしまうようです。うーん、それなら、借りた本を職場に置いていって、毎朝5分早く出勤して、読書タイムにしてみるというのはどうでしょう?…と更に提案してみました。
結果…、更に驚かれました。曰く、「まさかこの歳になって、そんな受験生に先生が言うみたいなことを言われるとは思いませんでした」と。はあ…そういう提案でしょうか。良い考えかと思ったのですけれどもねえ。残念。
Iさんの「セルフかみさま」への道は遠いです。
本日も、ひたすらに未登録資料の受入準備、請求記号の修正、それから先月の図書室の室内報(一定期間の間に、どんなことがあったのかを記録して回覧・保存しています)の作成。あとは、予算関係の相談とか確認とか。
事務室内でこの予算確認作業をしていたら、終わった後に「是非、資料補修用のページヘルパーとか買って欲しい」という要望が図書室内で上がってきました。まあ…何とかなりそうではありますが、一体どれだけ希望が出てくるのかしら…どきどき。怖いなあ、と思いつつも、「じゃあ、希望する品番とお値段を一覧にして下さい」とお願いしました。SさんとIさんが「ああ、これが必要…でも、余裕があったら出来れば2つほしい」「こちらのタイプも…」と話し合っていらっしゃるのを、更にどきどきしながら眺めつつ、資料の受入準備をする菜の花。
夕方、ようやく一覧が手元に。「こんな金額になってしまってごめんなさい」という様子で差し出される一覧。怖い。さあ、幾らになった?…ええと。…想像よりゼロが1つ少ないんですけどー。大丈夫です、必要なものはちゃんと買いましょう。今まさに、なくならんとしているのですよね、補修用品?そんなツメに火を灯すように修理をしなくても、ちゃんと必要な分量を使って、きちんと直して下さいませ。資料を長持ちさせないと、補修の意味がないですからね?中途半端はむしろ、資料を傷める結果にもなりかねません。
年度末、予算使いきりなどと称して無駄なものを買うようなことは言語道断ですが、必要なものはきちんと把握して、揃えておきたいものです。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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