菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
その1000ページは、どこ行った?
187日目(通算1562日目)。びっくりの薄さ。
朝から、受入担当のSさんから2冊の青い本の表紙を見せられて「再版が届きました」と言われました。はい、再版?何?
継続購入している年刊資料らしいのですが、誤りがあったので訂正したいけれど、訂正しきれる量じゃないから再版を送るよ!と、新しいものがやってきたらしいです。表紙は確かに同じで、再版にはちゃんと「再版」と表示されています。ふむ。そんな出し直さなきゃいけないくらいの間違いって何だったんだろう、と興味を持ったのですが、2冊を実際に手渡されて驚愕しました。いや、待て、何ですか、これは?
確かに表紙は同じ。大きさも同じ。でも何、この厚みの違いは…!?これが訂正済みの新しい版ではあるものの、同じ本だというの…!?で、よくよく眺めて更に驚愕。分厚いお弁当箱的本が、間違っていたという初版で、薄い方が「再版」だったのです。待て待て待て、普通は再版の方が厚めになりそうなものでは?いや、それにしたって、レベルが違うくらい、厚みが違う…!メラと、メラゾーマくらい違うように見えるんですけど!
実際に、ページ数を確認したら初版は2000ページ超、再版も1000ページ超でどちらもかなりのページ数。ですが…ちょ…1000ページくらい、どこ行った!?間違えたとかそういうレベルじゃなくないですか…!?
更に、中身をよくよく確認すると、あちこちで初版で一昨年の日付になっているところが、再版では去年の日付になっており、本文自体も変更されているように見えました。確かに、全体に渡って、ミスがあったようです。にしても…1000ページくらい減少した分はどこへ…。いや、正確に言えば、どこが抜けているのかは分かったのですが…分かったものの、何故こんなことになってしまったのかは分かりません…。いやはや、恐るべき本です。これはきっと、全国の図書館員が「なっにいいぃぃ!?」となっているのではないか、と疑ってかかったのですが、残念ながらCiNii Booksでの検索結果としては、図書書誌ではこの資料のこの年度版の所蔵があるところはなく(書誌にそもそもVOLが立っていなかった)、雑誌書誌ではうちともう1館だけが所蔵してることが判明。そうですか。残念なような、そうでもないような…。あ、でもこのもう1館の方とはきっと、この微妙な思いを共有できていると思っています。うふふ。見てますか、K大学さーん?
そんな素敵な本が登場した本日は、昨日に引き続き、現物と仲良しでした。昨日の残りの新着図書目録、それから未登録資料の受入準備、請求記号の大量変更。また書誌をまっさらから作りました。初雪を踏む、あの気分です。請求記号の変更は、3連分くらいの、混乱をきたしている部分を整理しながらきちんと狙った順番に並ぶように大型変更します。前々から取り掛かるつもりだったところに、
ようやく変更方針の最終決定をして実際に手をつけ始めました。まずは第一弾として最後に並ぶ部分を修正。第2弾、その直前に並ぶ分は、ブックトラックに載せて事務室内に引きこんであります。また明日、対応する所存。
朝から、受入担当のSさんから2冊の青い本の表紙を見せられて「再版が届きました」と言われました。はい、再版?何?
継続購入している年刊資料らしいのですが、誤りがあったので訂正したいけれど、訂正しきれる量じゃないから再版を送るよ!と、新しいものがやってきたらしいです。表紙は確かに同じで、再版にはちゃんと「再版」と表示されています。ふむ。そんな出し直さなきゃいけないくらいの間違いって何だったんだろう、と興味を持ったのですが、2冊を実際に手渡されて驚愕しました。いや、待て、何ですか、これは?
確かに表紙は同じ。大きさも同じ。でも何、この厚みの違いは…!?これが訂正済みの新しい版ではあるものの、同じ本だというの…!?で、よくよく眺めて更に驚愕。分厚いお弁当箱的本が、間違っていたという初版で、薄い方が「再版」だったのです。待て待て待て、普通は再版の方が厚めになりそうなものでは?いや、それにしたって、レベルが違うくらい、厚みが違う…!メラと、メラゾーマくらい違うように見えるんですけど!
実際に、ページ数を確認したら初版は2000ページ超、再版も1000ページ超でどちらもかなりのページ数。ですが…ちょ…1000ページくらい、どこ行った!?間違えたとかそういうレベルじゃなくないですか…!?
更に、中身をよくよく確認すると、あちこちで初版で一昨年の日付になっているところが、再版では去年の日付になっており、本文自体も変更されているように見えました。確かに、全体に渡って、ミスがあったようです。にしても…1000ページくらい減少した分はどこへ…。いや、正確に言えば、どこが抜けているのかは分かったのですが…分かったものの、何故こんなことになってしまったのかは分かりません…。いやはや、恐るべき本です。これはきっと、全国の図書館員が「なっにいいぃぃ!?」となっているのではないか、と疑ってかかったのですが、残念ながらCiNii Booksでの検索結果としては、図書書誌ではこの資料のこの年度版の所蔵があるところはなく(書誌にそもそもVOLが立っていなかった)、雑誌書誌ではうちともう1館だけが所蔵してることが判明。そうですか。残念なような、そうでもないような…。あ、でもこのもう1館の方とはきっと、この微妙な思いを共有できていると思っています。うふふ。見てますか、K大学さーん?
そんな素敵な本が登場した本日は、昨日に引き続き、現物と仲良しでした。昨日の残りの新着図書目録、それから未登録資料の受入準備、請求記号の大量変更。また書誌をまっさらから作りました。初雪を踏む、あの気分です。請求記号の変更は、3連分くらいの、混乱をきたしている部分を整理しながらきちんと狙った順番に並ぶように大型変更します。前々から取り掛かるつもりだったところに、
ようやく変更方針の最終決定をして実際に手をつけ始めました。まずは第一弾として最後に並ぶ部分を修正。第2弾、その直前に並ぶ分は、ブックトラックに載せて事務室内に引きこんであります。また明日、対応する所存。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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