菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
自動貸出機のエラー
- 2016/04/28 (Thu)
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復職9日目。歓迎会だった。
午前中、保育参観でおやすみを頂きました。午後からの出勤。出勤したらちょうど、自動貸出機の修理に業者Iさんがいらっしゃっていました。考えてみると、メールと電話はしたものの、実際に来館して頂いた日は2回とも菜の花はおやすみしていたので、今回が初対面。どうぞ宜しくお願いいたします。
で、自動貸出機ですが、菜の花がいない間に採取していって頂いた内部ログの解析により、通信ケーブルなどの問題ではなく、そもそものプログラム上のバグに起因する可能性が出てきました。いや、バグ…というのでしょうか。利用者さんが想定外の動作をした場合の対応が盛り込まれていなかった、ということなのですが。
自動貸出機はまず、利用証(学生証や職員証)を読み込ませ、本を規定の位置に置くと自動的にレーザでバーコードを読み取り、本から磁気を抜いて(これが不十分だと、退館ゲートでブザーが鳴る)、完了となります。この本のバーコードを読むところが一番、変なことが起こり易いところではありまして。本を規定の位置に置かれたことを確認すると、機械は線状のレーザを本の左端から右端へスイープしてバーコードを探して読み込みます。でもこのあと、レーザは更に本の右端から左端へ逆向きにスイープ(戻る)します。ここまでして初めて、「読み取り完了」シグナルが基盤に送られるそうです。で、バーコード上をレーザが正常に通過した後で(一応、読み込みはできている状態)、かつ「バーコードの読み取りが完了」のシグナルが出る前(レーザが本を往復し終わる前)に動かした場合は、「本を戻してください」の画面に戻るように元々なっていました。また、レーザがバーコードを読み取れないままに「バーコードの読み取りが完了」する場合(本が裏返しなどで、バーコードが正しい位置に見当たらないまま、レーザが本を一往復する)ももちろん、「バーコードを読み取れません」の画面になって、再度の読み込みを促すなどの対応がなされていました。
今回問題になった「想定外」の利用者さんの行動とは、バーコード読み取りのレーザがバーコード上を正常に通過せず(裏返しだったり、横向きだったり、異物が入ったり)、しかもバーコードの読み取りが完了する前に本を抜き取る、または動かすなどしてしまうこと、でした。そうするとバーコードは読めていないし、読み取りも完了していないし…で、フリーズしてしまったと考えたわけです。それを回避する修正プログラムとして、10秒経ってもバーコードの読み取り情報も読み取り完了シグナルもどちらも正常に到達しない場合には、「本を戻してください」という、再度読み取りを行なうように促す画面に戻るようにしたそうです。
今回の推定の原因で間違いないならば、プログラム書き換えによって完全解決しているので、同様事例が起こることはまずないだろうと思われます。接触不良などの問題の場合は、再度の劣化等により再発する恐れがありますが、今回は「想定外」の利用方法への対応不足というシステムとしてのバグに当たりますので、大丈夫でしょう。
まあ、問題は原因が本当にこれで正しいかどうかですが。それはしばらく様子見ということで。解決だといいですね…。
夕方の終業後に、館内の会議室で歓迎会がありました。お久し振りな方もいらっしゃったし、初めましての方もたくさん。久々にがっつりお話できて、なかなか楽しかったです。でも喋りすぎで声がかすれ気味に。あと、耳も後半、おかしくなりまして、中耳炎がちょっと怖いです…。それにしてもカエルグッズが好きなカエル好き女性は今までお会いしたことがありますが、生身のカエルが大好きで、カエルの飼育のために毎日ハエを捕りに行っていた、という女性には初めてお会いしました…。いや、研究上必要があって、その行動をしている人ならいらっしゃった気がするのですが(それもレアな人な気はしますが)、趣味でされている方がいるとは…!驚きです。やはり図書館の人は、一風変わった人が多いですね。図書館員は専門職なんかじゃない、事務部と一緒でいいんじゃないか、なんて意見を言う人には
「図書館員のこと、知らないでしょ?彼らは隔離しておいた方が、事務部の平穏のためには無難ですよ…!」
と助言して差し上げたいですよ、老婆心ながら。お互いの平穏のためにもね。
午前中、保育参観でおやすみを頂きました。午後からの出勤。出勤したらちょうど、自動貸出機の修理に業者Iさんがいらっしゃっていました。考えてみると、メールと電話はしたものの、実際に来館して頂いた日は2回とも菜の花はおやすみしていたので、今回が初対面。どうぞ宜しくお願いいたします。
で、自動貸出機ですが、菜の花がいない間に採取していって頂いた内部ログの解析により、通信ケーブルなどの問題ではなく、そもそものプログラム上のバグに起因する可能性が出てきました。いや、バグ…というのでしょうか。利用者さんが想定外の動作をした場合の対応が盛り込まれていなかった、ということなのですが。
自動貸出機はまず、利用証(学生証や職員証)を読み込ませ、本を規定の位置に置くと自動的にレーザでバーコードを読み取り、本から磁気を抜いて(これが不十分だと、退館ゲートでブザーが鳴る)、完了となります。この本のバーコードを読むところが一番、変なことが起こり易いところではありまして。本を規定の位置に置かれたことを確認すると、機械は線状のレーザを本の左端から右端へスイープしてバーコードを探して読み込みます。でもこのあと、レーザは更に本の右端から左端へ逆向きにスイープ(戻る)します。ここまでして初めて、「読み取り完了」シグナルが基盤に送られるそうです。で、バーコード上をレーザが正常に通過した後で(一応、読み込みはできている状態)、かつ「バーコードの読み取りが完了」のシグナルが出る前(レーザが本を往復し終わる前)に動かした場合は、「本を戻してください」の画面に戻るように元々なっていました。また、レーザがバーコードを読み取れないままに「バーコードの読み取りが完了」する場合(本が裏返しなどで、バーコードが正しい位置に見当たらないまま、レーザが本を一往復する)ももちろん、「バーコードを読み取れません」の画面になって、再度の読み込みを促すなどの対応がなされていました。
今回問題になった「想定外」の利用者さんの行動とは、バーコード読み取りのレーザがバーコード上を正常に通過せず(裏返しだったり、横向きだったり、異物が入ったり)、しかもバーコードの読み取りが完了する前に本を抜き取る、または動かすなどしてしまうこと、でした。そうするとバーコードは読めていないし、読み取りも完了していないし…で、フリーズしてしまったと考えたわけです。それを回避する修正プログラムとして、10秒経ってもバーコードの読み取り情報も読み取り完了シグナルもどちらも正常に到達しない場合には、「本を戻してください」という、再度読み取りを行なうように促す画面に戻るようにしたそうです。
今回の推定の原因で間違いないならば、プログラム書き換えによって完全解決しているので、同様事例が起こることはまずないだろうと思われます。接触不良などの問題の場合は、再度の劣化等により再発する恐れがありますが、今回は「想定外」の利用方法への対応不足というシステムとしてのバグに当たりますので、大丈夫でしょう。
まあ、問題は原因が本当にこれで正しいかどうかですが。それはしばらく様子見ということで。解決だといいですね…。
夕方の終業後に、館内の会議室で歓迎会がありました。お久し振りな方もいらっしゃったし、初めましての方もたくさん。久々にがっつりお話できて、なかなか楽しかったです。でも喋りすぎで声がかすれ気味に。あと、耳も後半、おかしくなりまして、中耳炎がちょっと怖いです…。それにしてもカエルグッズが好きなカエル好き女性は今までお会いしたことがありますが、生身のカエルが大好きで、カエルの飼育のために毎日ハエを捕りに行っていた、という女性には初めてお会いしました…。いや、研究上必要があって、その行動をしている人ならいらっしゃった気がするのですが(それもレアな人な気はしますが)、趣味でされている方がいるとは…!驚きです。やはり図書館の人は、一風変わった人が多いですね。図書館員は専門職なんかじゃない、事務部と一緒でいいんじゃないか、なんて意見を言う人には
「図書館員のこと、知らないでしょ?彼らは隔離しておいた方が、事務部の平穏のためには無難ですよ…!」
と助言して差し上げたいですよ、老婆心ながら。お互いの平穏のためにもね。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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