菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
静電気の恐怖
262日目(通算1637日目)。ですとろいやー!!
結論から言えば。壊しました。静電気が原因と推定しております。
何を壊したのかと申しますと、蔵書点検用のハンディ・ターミナル。。。
ええと、それは何かといえば…バーコードリーダーの携帯タイプです。どう使うかは…、まずはうちの図書室の蔵書点検の方法をご紹介しましょう。ごく一般的な図書館の「蔵書点検」なのですが。まず、点検する請求記号の範囲を決め、書架に行ってそこに該当する本に貼り付けられている「資料ID」のバーコードをハンディ・ターミナルでぴっぴっぴっと読み込んできます。そしてこれをPCに取り込むのです。で、所蔵データ上でその請求記号になっているものの資料IDと、実際に書架にあったものを読み込んできた資料IDを「マッチング」し、齟齬がないかを確認していくという方式。所蔵データ上はあるはずなのに、ハンディ・ターミナルで読み込まれていなければ、つまりは本が行方不明ということで、逆に所蔵データ上にはないはずのものがハンディ・ターミナルで読み込まれていれば、配架ミスや請求記号ラベルミスなどが考えられます(たまに返却処理ミスというのもある)。
まあ、そういう風に使うのがハンディ・ターミナル。
で、菜の花は朝から黙々と、ハンディ・ターミナルで資料IDを読み込んでいました。特に何の問題もなく作業が終わりました。読み込み数は981件。で、これをPCに繋いで…つな…
ばちっ!!!
…ななな、何か今、凄い音がしたんですけどっ!?菜の花が触った瞬間、凄い音が…というか、指先、痛い。静電気だ…!菜の花は昔からよーく帯電する人なのもので、研究室時代から「いつかPC壊すよね…」と言われ続けてきました。とにかく冬場は細心の注意を払って精密機器に触るのですが…え、今日はそんなに湿度も低くないんだけど…!と、焦って更に状況を確認しようと、ハンディ・ターミナルに触ってしまい、更に、
ばちばち!
…ええええ。何か、何か、何か…画面が変…。でもそれでもデータの抽出を試みます。出て来い、981件!!
…と思ったら何故か、3000件超のデータが出てきました。…は?ハンディ・ターミナルの画面は、濃い横線が5本ほど入り、その後ろにごく薄く通常画面が出ています。見づらいけれど、間違いなく981件、のはず。何故、こんなに沢山のデータを吐き出している…?よくよく中身を確認したら、最初に2000件ちょっと、昨日の夕方にこのハンディ・ターミナルで読み込んで、消去したはずのIDが並んでいました。消えていなかった、ということ?(あとでこの状況説明をしたときに、閲覧のかかりちょうに「このハンディ・ターミナルって、簡単にデータが消えてしまいますけれど、本当は1回前のものはデータが中に残っているのかもしれませんね」と言ったら「それなら復活させたかったデータが、今までいっぱいあった!!」と嘆かれました…分かります)
まあ、とにかく、事実としてハンディ・ターミナルは挙動不審かつ変な画面になりました。静電気ばちっ☆の直後に…。因果関係は…、証明はできませんが、状況証拠は揃っているぞ状態ですね。しかし、まさかこんなものを壊してしまうとは思いませんでした。ハンディ・ターミナルは落下させたりぶつけたりして壊してしまう例がたまにあるらしく、注意を受けていたのですが、セルフ給油のスタンドのごとく「静電気除去シートに触れてから、ご利用ください」とは聞いていませんからね…。こうなると次回から、注意書きが増えるかもしれません…。
そんな本日も、昨日に引き続き蔵書点検作業をしておりました。今日は菜の花+非常勤さん2時間勤務のほぼ1人体制でしたけれど、どうにかこうにか、1週間で行なう予定冊数の半分が終わってしまいました。えっと…菜の花と、今回の相棒のIさんが超凄腕の蔵書点検ますたーなのか、それとも単に計画がゆるすぎたのか…。
結論から言えば。壊しました。静電気が原因と推定しております。
何を壊したのかと申しますと、蔵書点検用のハンディ・ターミナル。。。
ええと、それは何かといえば…バーコードリーダーの携帯タイプです。どう使うかは…、まずはうちの図書室の蔵書点検の方法をご紹介しましょう。ごく一般的な図書館の「蔵書点検」なのですが。まず、点検する請求記号の範囲を決め、書架に行ってそこに該当する本に貼り付けられている「資料ID」のバーコードをハンディ・ターミナルでぴっぴっぴっと読み込んできます。そしてこれをPCに取り込むのです。で、所蔵データ上でその請求記号になっているものの資料IDと、実際に書架にあったものを読み込んできた資料IDを「マッチング」し、齟齬がないかを確認していくという方式。所蔵データ上はあるはずなのに、ハンディ・ターミナルで読み込まれていなければ、つまりは本が行方不明ということで、逆に所蔵データ上にはないはずのものがハンディ・ターミナルで読み込まれていれば、配架ミスや請求記号ラベルミスなどが考えられます(たまに返却処理ミスというのもある)。
まあ、そういう風に使うのがハンディ・ターミナル。
で、菜の花は朝から黙々と、ハンディ・ターミナルで資料IDを読み込んでいました。特に何の問題もなく作業が終わりました。読み込み数は981件。で、これをPCに繋いで…つな…
ばちっ!!!
…ななな、何か今、凄い音がしたんですけどっ!?菜の花が触った瞬間、凄い音が…というか、指先、痛い。静電気だ…!菜の花は昔からよーく帯電する人なのもので、研究室時代から「いつかPC壊すよね…」と言われ続けてきました。とにかく冬場は細心の注意を払って精密機器に触るのですが…え、今日はそんなに湿度も低くないんだけど…!と、焦って更に状況を確認しようと、ハンディ・ターミナルに触ってしまい、更に、
ばちばち!
…ええええ。何か、何か、何か…画面が変…。でもそれでもデータの抽出を試みます。出て来い、981件!!
…と思ったら何故か、3000件超のデータが出てきました。…は?ハンディ・ターミナルの画面は、濃い横線が5本ほど入り、その後ろにごく薄く通常画面が出ています。見づらいけれど、間違いなく981件、のはず。何故、こんなに沢山のデータを吐き出している…?よくよく中身を確認したら、最初に2000件ちょっと、昨日の夕方にこのハンディ・ターミナルで読み込んで、消去したはずのIDが並んでいました。消えていなかった、ということ?(あとでこの状況説明をしたときに、閲覧のかかりちょうに「このハンディ・ターミナルって、簡単にデータが消えてしまいますけれど、本当は1回前のものはデータが中に残っているのかもしれませんね」と言ったら「それなら復活させたかったデータが、今までいっぱいあった!!」と嘆かれました…分かります)
まあ、とにかく、事実としてハンディ・ターミナルは挙動不審かつ変な画面になりました。静電気ばちっ☆の直後に…。因果関係は…、証明はできませんが、状況証拠は揃っているぞ状態ですね。しかし、まさかこんなものを壊してしまうとは思いませんでした。ハンディ・ターミナルは落下させたりぶつけたりして壊してしまう例がたまにあるらしく、注意を受けていたのですが、セルフ給油のスタンドのごとく「静電気除去シートに触れてから、ご利用ください」とは聞いていませんからね…。こうなると次回から、注意書きが増えるかもしれません…。
そんな本日も、昨日に引き続き蔵書点検作業をしておりました。今日は菜の花+非常勤さん2時間勤務のほぼ1人体制でしたけれど、どうにかこうにか、1週間で行なう予定冊数の半分が終わってしまいました。えっと…菜の花と、今回の相棒のIさんが超凄腕の蔵書点検ますたーなのか、それとも単に計画がゆるすぎたのか…。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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この記事へのコメント
ぎゃー!
昔々に読んだ「動物のお医者さん」の一場面を思い出してしまいました(笑)
(静電気体質のヒトが色々な機械を壊してしまうという)
こちらもインスペクションの時期で、ちょうど機器が総入れ替えだったこともあり、お試しで色々とやってみているところです。
なので、とっても親近感が……。
昨年まではPCに落とすまでの間にバッテリーが切れたりで、とにかくこまめにPCに落としていたらしいです。
今後のインスペクションが無事遂行されますことをお祈りいたします。
Re:ぎゃー!
はい、悲しいことになってしまいました…さて、それからどうなったことか。(システムの方に預けられていますが)
そちらもインスペクションですかー。
バッテリーがもたない、というのは怖いですね…。
うちでも以前、そういうこともあったかもしれませんが、
機器が更新されてからは電池も長持ちですし、軽いし、
読み込み精度も上がって良いこと尽くめです。
いやー、技術とは進歩するもの。
お互い、蔵書点検、頑張りましょう!
妙な行方不明本とかありませんようにー。