菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
複本合冊
391日目(通算1766日目)。その製本は、ないわー!!!Σ( ̄ロ ̄lll)
今日も今日とて、未登録資料整理を。不可思議な配架になっていたため、全容の掴みづらかった複数の雑誌が、メインのお相手でした。よく似たタイトルやよく似た出版者の雑誌が混在し、中には継続前誌後誌関係にあるものもあり、同じタイトルなのに途中で巻号付けが変わったものもあり、請求記号を無視して謎の配列になっているものもあり、合冊単位の違う複本が形成されていたり(例えば、47-51号を合冊したものと、48-52号を合冊したものなどが混在している状態)、しかも見た目はみんな同じような手製本の背表紙に手書きタイトルになっていたり…と、いやはや、最後にきちんと整理し終わったときは「何だ、こんなことだったのかー!」と思わず叫びたくなる感じで。整理されてしまえば本当、あっさりでしたけれど、本当に難航しました。特に、合冊がアバウトなのが厳しくて。多分、戦前に図書館員が手製本したのではないかと思うのですが、背に書いてあるのは最初と最後だけで、欠号の表示がなかったりして、結局合冊されている1冊ずつの表紙を探して、中身を照合する必要があったのがとても手間でした。
で、その中で発見して「誰だ、こんな製本したのはー!!!(怒)」となっていたのがありまして。あまりにもショックを受けたので、このことを現在の雑誌の製本担当Iさんに話したら、「製本したヤツ出て来い、いや、むしろ製本する前の時代にタイムスリップして、製本することになる人を一思いに…!」という恐ろしい殺意をみなぎらせていたので…ええと、みなさま、うちの雑誌製本担当者を怒らせない方がよろしいかと存じます…。怖い。
いや、どんなことになっていたかと申しますと。昭和14年頃の某雑誌の合冊製本だったのですが。「41-45」と、41号から45号を合冊したらしきことが背にかかれているのに、天をひょいと覗くと、6冊分が合冊されている…あ、あれ?と。通常は、背には41-45と書かれていても、途中で欠号があるなどで本来5冊のはずが減ることはあるのです。でもまさか多いなんて!どういうこと、と中の表紙を1冊分ずつ探したところ、44号が2冊、合冊されていたことが判明。「41, 42, 43, 44, 44, 45」…確かに6冊。しかし同じ本を2冊とも綴じなくても。。。と、思いつつ次の号に手を伸ばしたら…背には「43-45」。しかし。これも…天を覗くと6冊合冊なんですけど!いやいやいや、本当なら「43、44、45」で3冊の合冊のはずなんですけど!6冊もあるってどういうこと?…結果。「43, 43, 44, 45, 45, 45」でした。ちょっとー!まったく同じ45号が3冊も綴じてあるってどういうことー!しかも、45はその前の合冊にも入っていたので、全部で同じ本が4冊分、あることになります。そんなに要りませんから!誰よ、こんなに複本を製本しまくったのは!
…で、上述の殺意につながったのでした。いや、別に複本、いいのですけれども…複本同士を一緒に合冊したら、紛失するときは一緒に紛失するでしょうし、破損するときも一緒に破損するでしょうし、貸出のときも一緒に出て行きますから、複本の意味が皆無なのですが…(貸出のときにむしろ、無駄に重くてかさばるばかり)。。。謎の合冊でございました。
今日も今日とて、未登録資料整理を。不可思議な配架になっていたため、全容の掴みづらかった複数の雑誌が、メインのお相手でした。よく似たタイトルやよく似た出版者の雑誌が混在し、中には継続前誌後誌関係にあるものもあり、同じタイトルなのに途中で巻号付けが変わったものもあり、請求記号を無視して謎の配列になっているものもあり、合冊単位の違う複本が形成されていたり(例えば、47-51号を合冊したものと、48-52号を合冊したものなどが混在している状態)、しかも見た目はみんな同じような手製本の背表紙に手書きタイトルになっていたり…と、いやはや、最後にきちんと整理し終わったときは「何だ、こんなことだったのかー!」と思わず叫びたくなる感じで。整理されてしまえば本当、あっさりでしたけれど、本当に難航しました。特に、合冊がアバウトなのが厳しくて。多分、戦前に図書館員が手製本したのではないかと思うのですが、背に書いてあるのは最初と最後だけで、欠号の表示がなかったりして、結局合冊されている1冊ずつの表紙を探して、中身を照合する必要があったのがとても手間でした。
で、その中で発見して「誰だ、こんな製本したのはー!!!(怒)」となっていたのがありまして。あまりにもショックを受けたので、このことを現在の雑誌の製本担当Iさんに話したら、「製本したヤツ出て来い、いや、むしろ製本する前の時代にタイムスリップして、製本することになる人を一思いに…!」という恐ろしい殺意をみなぎらせていたので…ええと、みなさま、うちの雑誌製本担当者を怒らせない方がよろしいかと存じます…。怖い。
いや、どんなことになっていたかと申しますと。昭和14年頃の某雑誌の合冊製本だったのですが。「41-45」と、41号から45号を合冊したらしきことが背にかかれているのに、天をひょいと覗くと、6冊分が合冊されている…あ、あれ?と。通常は、背には41-45と書かれていても、途中で欠号があるなどで本来5冊のはずが減ることはあるのです。でもまさか多いなんて!どういうこと、と中の表紙を1冊分ずつ探したところ、44号が2冊、合冊されていたことが判明。「41, 42, 43, 44, 44, 45」…確かに6冊。しかし同じ本を2冊とも綴じなくても。。。と、思いつつ次の号に手を伸ばしたら…背には「43-45」。しかし。これも…天を覗くと6冊合冊なんですけど!いやいやいや、本当なら「43、44、45」で3冊の合冊のはずなんですけど!6冊もあるってどういうこと?…結果。「43, 43, 44, 45, 45, 45」でした。ちょっとー!まったく同じ45号が3冊も綴じてあるってどういうことー!しかも、45はその前の合冊にも入っていたので、全部で同じ本が4冊分、あることになります。そんなに要りませんから!誰よ、こんなに複本を製本しまくったのは!
…で、上述の殺意につながったのでした。いや、別に複本、いいのですけれども…複本同士を一緒に合冊したら、紛失するときは一緒に紛失するでしょうし、破損するときも一緒に破損するでしょうし、貸出のときも一緒に出て行きますから、複本の意味が皆無なのですが…(貸出のときにむしろ、無駄に重くてかさばるばかり)。。。謎の合冊でございました。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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