菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
経済事情と産業事情…
285日目(通算1660日目)。どっちって言われても。
今日は、朝一番に少し書類を書いたら、あとは終日、未登録本の整理をしていました。で、またも分類に頭を悩ませていました。
本日の迷いどころは。
・332(経済史・事情)VS. 602(産業史・事情. 物産誌)
しかも、場合によっては29番台…
・資源をどうしてくれよう!
334(人口. 土地. 資源)VS. 602.9(!?)
いやー、困りました。最初の方、「332」と「602」は、どちらもこのあと地理区分がくっつきます。つまり、日本の経済史だったら332.1(1=日本)とか、米国の産業史なら602.53(53=アメリカ合衆国)とか。
で、出てきたものが経済か産業かなんて、めちゃくちゃ迷いますよ!産業史だってある意味、経済史でしょう?包含関係にありそうな。しかも迷った本は、1つ1つの国の「資源」を調査した本でした。面積・気候・人口から始まり、農作物・畜産物・林産物・水産物・鉱物資源などなどなど。産業といえば産業。経済といえば経済。でももしかしたら地誌的扱いなら、29番台だってありうる…。どうするの、これーと。
それから、602.9。これ、今採用しているNDC9ではそんな分類、見当たらないのですが、以前に使っていた旧版のNDCには「天然資源」というのがここにあったのですね。旧版にあったのに気付かずに、「何でこんなところに資源がいっぱいあるんだー!」とちょっと怒ってました。経済的な資源だったら今なら、334(人口・土地・資源)の中の334.7(資源、資源行政、資源法)とかに入れそうなものですが。結局、うちの図書室では334.7には1冊も分類されていないのです。ないところに入れても仕方ないし…でも昔の分類をそのまま使うのか…どうなのか…。たまにこういうことはあるのですが、いつも悩みます。まあ、あまりにもそこに分類されている本が多ければ、さっくり諦めて、NDCの本の方に「こっちに入れておくよ」と鉛筆でメモ書きしているのですけれどもね。これで後任の人も分かってくれるはず!と思いながら。
分類は結局、歴代担当者さんが積み上げてきたものも重視しないと、「泣き別れ」を生んで「ブラウジング」しづらい本棚にしてしまいますから、すごく悩ましいです。あと、場所の問題もありますしね。そこに幾ら沢山あるからって、ほいほい放り込んでいくと、特定の分類の部分だけ棚が足りなくなってしまうことも。そういうときは前後を少しずらして入れていくわけですが、それが何段にも渡っていっぱいになってしまうと…もうどうしようもありません。もう図書館全体をデフラグしてあげたいくらいです。なかなか難しいのですけれどもね…。PCみたいに、クリックひとつで「最適化」してくれたらいいですのにね。
今日は、朝一番に少し書類を書いたら、あとは終日、未登録本の整理をしていました。で、またも分類に頭を悩ませていました。
本日の迷いどころは。
・332(経済史・事情)VS. 602(産業史・事情. 物産誌)
しかも、場合によっては29番台…
・資源をどうしてくれよう!
334(人口. 土地. 資源)VS. 602.9(!?)
いやー、困りました。最初の方、「332」と「602」は、どちらもこのあと地理区分がくっつきます。つまり、日本の経済史だったら332.1(1=日本)とか、米国の産業史なら602.53(53=アメリカ合衆国)とか。
で、出てきたものが経済か産業かなんて、めちゃくちゃ迷いますよ!産業史だってある意味、経済史でしょう?包含関係にありそうな。しかも迷った本は、1つ1つの国の「資源」を調査した本でした。面積・気候・人口から始まり、農作物・畜産物・林産物・水産物・鉱物資源などなどなど。産業といえば産業。経済といえば経済。でももしかしたら地誌的扱いなら、29番台だってありうる…。どうするの、これーと。
それから、602.9。これ、今採用しているNDC9ではそんな分類、見当たらないのですが、以前に使っていた旧版のNDCには「天然資源」というのがここにあったのですね。旧版にあったのに気付かずに、「何でこんなところに資源がいっぱいあるんだー!」とちょっと怒ってました。経済的な資源だったら今なら、334(人口・土地・資源)の中の334.7(資源、資源行政、資源法)とかに入れそうなものですが。結局、うちの図書室では334.7には1冊も分類されていないのです。ないところに入れても仕方ないし…でも昔の分類をそのまま使うのか…どうなのか…。たまにこういうことはあるのですが、いつも悩みます。まあ、あまりにもそこに分類されている本が多ければ、さっくり諦めて、NDCの本の方に「こっちに入れておくよ」と鉛筆でメモ書きしているのですけれどもね。これで後任の人も分かってくれるはず!と思いながら。
分類は結局、歴代担当者さんが積み上げてきたものも重視しないと、「泣き別れ」を生んで「ブラウジング」しづらい本棚にしてしまいますから、すごく悩ましいです。あと、場所の問題もありますしね。そこに幾ら沢山あるからって、ほいほい放り込んでいくと、特定の分類の部分だけ棚が足りなくなってしまうことも。そういうときは前後を少しずらして入れていくわけですが、それが何段にも渡っていっぱいになってしまうと…もうどうしようもありません。もう図書館全体をデフラグしてあげたいくらいです。なかなか難しいのですけれどもね…。PCみたいに、クリックひとつで「最適化」してくれたらいいですのにね。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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