菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
手袋まっくろ
185日目(通算1560日目)。久し振りに現物触った!
図書館のおしごとにも色々ありまして。なかなか本に触れない業務というのもあります。菜の花の場合は、最初に配属された部署では、なかなか本を触る機会がなかったのですけれども、今の部署でも、少しの目録作業以外は、その日によってはなかなか本の現物を扱わないことも多いのです。最近の菜の花は、書類書きとか、何だか本と戯れられないおしごとばかりでした。まあ…実際のところ、古い本を戯れるには菜の花は虚弱すぎるのですけれども。白衣にマスクに白手袋でしか触ることのできない体質になってしまったので…。皮膚弱すぎ。それにしても、素手で古い本を触れなくなって以降、白衣をデフォルトの仕事着にしたわけですが、その印象があまりにも強烈らしく、まだ半年くらいしかこの格好をしていないのに、大昔からずっと白衣だったみたいに思われているようです。みなさまの記憶力があやしいです。白衣がトレードマークになったのは昨夏以降ですってば…。
まあ、その白衣の出番がやってきたのです。久々の戦前資料整理だ、ひゃっほう( ̄▽ ̄)/…と思ったら、寄贈資料の受入準備が先に降ってきました。まあ、それも現物お取り扱いのおしごと。
2件について請求記号を振って、NACSIS書誌を確認したら、ラッキーなことにすでに書誌が存在していました。おお、らくらく。思う存分、総合目録の恩恵に与っております。
で、ようやく戦前資料に戻れます。すでに欠号関係の確認は人に振ってしまって完了させて頂いているので、そちらもらくらく。再度の確認はしていますが。しかし、驚愕のものを見てしまいました…。ええ、びっくり。昭和の一桁時代の某雑誌(今でも発刊され続けている古株雑誌)、とあるページが一部切り抜かれている!…というか、横一直線に綺麗に切られていて、最初気付きませんでした。「切り抜きを発見」というメモをつけておいて頂いたので、「ええ?どこー?」と探したからこそ、菜の花にも分かった、という程度。というか、何度かスルーして、どこが切り抜かれているか分からない…と困惑したくらいの気付かなさっぷりでした。ホント、よく見つけたなあ…メモを書いてくれたIさんに感謝。古い時代に合冊されて簡易製本された雑誌だったのですが、切り抜きは喉元まで完全に切られていたので、製本前になされたのかもしれません。だとしたら、戦前期かも。戦前にもそんなことをする利用者さんがいらしたのですね…ヽ(`⌒´♯)ノ
資料の傷といえば、今朝、書庫のほこり払いをしていてIさんが発見されたのが「ページに栞代わりのようにクリップが挟みこまれたままの古い資料」でした。あまりにも長らく挟まれていたみたいで、クリップがさび付いて、完全にページに色移りしてしまっていたり、形がそのまま残っていたり、切れ目のところが突き刺さってページ自体が破れかかっていたり…かなり、資料の劣化に貢献してしまっていたようです。うわあああ、何てことを!しかも1冊ではなく、付近から3冊も発見されました。とにかく丁寧にクリップを外しました。あとは錆を拭き落として、破れの補修、それから変な癖づきを圧をかけて引き伸ばそうかと。ああ、もう、資料はもっと大切に。朽ち果てたら大変です。いつか、コンテンツだけでも救うために電子化することも検討しなければならないかも。
そんなこんなで今週が終わっていきます。来週はもっと、現物を何とかしていきたい所存。
図書館のおしごとにも色々ありまして。なかなか本に触れない業務というのもあります。菜の花の場合は、最初に配属された部署では、なかなか本を触る機会がなかったのですけれども、今の部署でも、少しの目録作業以外は、その日によってはなかなか本の現物を扱わないことも多いのです。最近の菜の花は、書類書きとか、何だか本と戯れられないおしごとばかりでした。まあ…実際のところ、古い本を戯れるには菜の花は虚弱すぎるのですけれども。白衣にマスクに白手袋でしか触ることのできない体質になってしまったので…。皮膚弱すぎ。それにしても、素手で古い本を触れなくなって以降、白衣をデフォルトの仕事着にしたわけですが、その印象があまりにも強烈らしく、まだ半年くらいしかこの格好をしていないのに、大昔からずっと白衣だったみたいに思われているようです。みなさまの記憶力があやしいです。白衣がトレードマークになったのは昨夏以降ですってば…。
まあ、その白衣の出番がやってきたのです。久々の戦前資料整理だ、ひゃっほう( ̄▽ ̄)/…と思ったら、寄贈資料の受入準備が先に降ってきました。まあ、それも現物お取り扱いのおしごと。
2件について請求記号を振って、NACSIS書誌を確認したら、ラッキーなことにすでに書誌が存在していました。おお、らくらく。思う存分、総合目録の恩恵に与っております。
で、ようやく戦前資料に戻れます。すでに欠号関係の確認は人に振ってしまって完了させて頂いているので、そちらもらくらく。再度の確認はしていますが。しかし、驚愕のものを見てしまいました…。ええ、びっくり。昭和の一桁時代の某雑誌(今でも発刊され続けている古株雑誌)、とあるページが一部切り抜かれている!…というか、横一直線に綺麗に切られていて、最初気付きませんでした。「切り抜きを発見」というメモをつけておいて頂いたので、「ええ?どこー?」と探したからこそ、菜の花にも分かった、という程度。というか、何度かスルーして、どこが切り抜かれているか分からない…と困惑したくらいの気付かなさっぷりでした。ホント、よく見つけたなあ…メモを書いてくれたIさんに感謝。古い時代に合冊されて簡易製本された雑誌だったのですが、切り抜きは喉元まで完全に切られていたので、製本前になされたのかもしれません。だとしたら、戦前期かも。戦前にもそんなことをする利用者さんがいらしたのですね…ヽ(`⌒´♯)ノ
資料の傷といえば、今朝、書庫のほこり払いをしていてIさんが発見されたのが「ページに栞代わりのようにクリップが挟みこまれたままの古い資料」でした。あまりにも長らく挟まれていたみたいで、クリップがさび付いて、完全にページに色移りしてしまっていたり、形がそのまま残っていたり、切れ目のところが突き刺さってページ自体が破れかかっていたり…かなり、資料の劣化に貢献してしまっていたようです。うわあああ、何てことを!しかも1冊ではなく、付近から3冊も発見されました。とにかく丁寧にクリップを外しました。あとは錆を拭き落として、破れの補修、それから変な癖づきを圧をかけて引き伸ばそうかと。ああ、もう、資料はもっと大切に。朽ち果てたら大変です。いつか、コンテンツだけでも救うために電子化することも検討しなければならないかも。
そんなこんなで今週が終わっていきます。来週はもっと、現物を何とかしていきたい所存。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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