菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
所属換処理とか
359日目(通算1734日目)。またうっかりした。
人間はミスをする生き物…とはいえ、よくミスします。まあ、あとから見つけられている分だけ、チェック体制はできていた、ということで良いといえば良いのですが。…中には気付くことなくそのままさようならしているものもあるかもしれませんが(苦笑)。
先週、中央から「所属換(しょぞくがえ)」、つまりはこちらに頂いた本について、目録修正などをしていたのですけれども、その途中で、もらい損じたものを発見。いや、中央がですね、そもそも所蔵を泣き分かれさせていたのに気付かなかったのです。気付かなかったのはもちろん、菜の花が悪いのですが。とある県の出している年刊の統計なのですが、こちらの手元に明治35年と明治37年のものがあって、中央には明治38年があったから、「どうしますか、こちらの資産未登録の2冊をそちらに送って登録して頂いていいですか?それともそちらの資産登録済みの1冊を『所属換』してこちらの籍に変更して、2冊の方もこちらで『受入』しますか?」と確認したところ、後者でお願いします、と中央から連絡があったのです。で、実際に中央から明治38年が送られてきたのですが、目録を確認したら、明治38年は図書書誌に所蔵がついていました。この本は雑誌書誌も存在していて、うちとしては雑誌書誌の方が都合がいいな、とそちらに変更しようとして、ふと「継続前誌」があるのに気付いてクリックしてみたら…、明治20年代も中央、持ってるじゃない!?と気付いてしまったというわけです。いや、本当に気付きませんでした。『所属換』するなら、最初から、こちらの明治20年代もろとも、頂いておかないといけなかったわけです。うっかりものでした。
しかし明治20年代ですか…。うちの図書室は設立が大正15年なので、それ以降の本がメインであり、明治時代の本は相当少ないのです。せいぜい明治30年代くらいのものくらいまでで、明治20年代はかなり珍しいです。これを頂くと、結構レアな年代だー、と思った次第。
今日、処理したのは10月打診分だったので、次回11月打診分で処理する予定。毎月「本をもらってくれます?それともこちらにくれます?」をちまちま打診しております、最近。ちまちまですみません。あんまり一気にやると分量多くてつらいでしょう?かと言って五月雨式はもっと鬱陶しいでしょうしね。はい。
今日は、とある資料が欲しい、というご相談で、カウンター当番だったSさんと話が合わなくて、困惑しました。Sさんが対応されていたのですが、お困りのようだったので途中で出て行ったら、話が通じず。菜の花は、利用者さんはそのコンテンツが欲しいと認識したので、復刻のマイクロ版が出ているのを知っていたので、マイクロ版の総索引を引けばいい、と提案したのですけれども…。まあ、結果として、マイクロ版でのリール番号は分かったけれど、それをうちの大学は所蔵していなかったのですが。でもリール番号さえ分かれば、原本よりはもっている大学は多いので何とかなるでしょう。原本だと状態によっては閲覧・コピー制限がかかりそうな気もしますし。同じ年代のうちの図書室の持っている原本の状態はあまり良くないですからね。多分Sさんは、マイクロがどういう状態で出ていて、どういう風に所蔵しているかご存じなかったのだろうなと想像。うちみたいに原本を大量に持っている方が珍しいのですけれどもね。。。まったく、変な図書室です。オリジナリティがあって面白いとは思いますが。でもここの図書室以外の図書館で勤めたことがないと、これが普通に思われてしまうのでしょうね…。いや、ここが特殊ですからね!?菜の花以外のスタッフは2名とも非常勤さんで、他館への異動がありませんので、どうもたまに、認識がずれていることがある気はします。環境によって「普通」には驚くほどの誤差が生じるものです。ま、菜の花だって、規模の小さい大学の図書館とか、公共図書館とか、他のところのことはまったく分かりませんが。きっと恐ろしく「常識」がずれているのだろうなあ、とたまに思います。自分の「普通」が万人の「普通」と思うな、というのは常に忘れてはいけません。
人間はミスをする生き物…とはいえ、よくミスします。まあ、あとから見つけられている分だけ、チェック体制はできていた、ということで良いといえば良いのですが。…中には気付くことなくそのままさようならしているものもあるかもしれませんが(苦笑)。
先週、中央から「所属換(しょぞくがえ)」、つまりはこちらに頂いた本について、目録修正などをしていたのですけれども、その途中で、もらい損じたものを発見。いや、中央がですね、そもそも所蔵を泣き分かれさせていたのに気付かなかったのです。気付かなかったのはもちろん、菜の花が悪いのですが。とある県の出している年刊の統計なのですが、こちらの手元に明治35年と明治37年のものがあって、中央には明治38年があったから、「どうしますか、こちらの資産未登録の2冊をそちらに送って登録して頂いていいですか?それともそちらの資産登録済みの1冊を『所属換』してこちらの籍に変更して、2冊の方もこちらで『受入』しますか?」と確認したところ、後者でお願いします、と中央から連絡があったのです。で、実際に中央から明治38年が送られてきたのですが、目録を確認したら、明治38年は図書書誌に所蔵がついていました。この本は雑誌書誌も存在していて、うちとしては雑誌書誌の方が都合がいいな、とそちらに変更しようとして、ふと「継続前誌」があるのに気付いてクリックしてみたら…、明治20年代も中央、持ってるじゃない!?と気付いてしまったというわけです。いや、本当に気付きませんでした。『所属換』するなら、最初から、こちらの明治20年代もろとも、頂いておかないといけなかったわけです。うっかりものでした。
しかし明治20年代ですか…。うちの図書室は設立が大正15年なので、それ以降の本がメインであり、明治時代の本は相当少ないのです。せいぜい明治30年代くらいのものくらいまでで、明治20年代はかなり珍しいです。これを頂くと、結構レアな年代だー、と思った次第。
今日、処理したのは10月打診分だったので、次回11月打診分で処理する予定。毎月「本をもらってくれます?それともこちらにくれます?」をちまちま打診しております、最近。ちまちまですみません。あんまり一気にやると分量多くてつらいでしょう?かと言って五月雨式はもっと鬱陶しいでしょうしね。はい。
今日は、とある資料が欲しい、というご相談で、カウンター当番だったSさんと話が合わなくて、困惑しました。Sさんが対応されていたのですが、お困りのようだったので途中で出て行ったら、話が通じず。菜の花は、利用者さんはそのコンテンツが欲しいと認識したので、復刻のマイクロ版が出ているのを知っていたので、マイクロ版の総索引を引けばいい、と提案したのですけれども…。まあ、結果として、マイクロ版でのリール番号は分かったけれど、それをうちの大学は所蔵していなかったのですが。でもリール番号さえ分かれば、原本よりはもっている大学は多いので何とかなるでしょう。原本だと状態によっては閲覧・コピー制限がかかりそうな気もしますし。同じ年代のうちの図書室の持っている原本の状態はあまり良くないですからね。多分Sさんは、マイクロがどういう状態で出ていて、どういう風に所蔵しているかご存じなかったのだろうなと想像。うちみたいに原本を大量に持っている方が珍しいのですけれどもね。。。まったく、変な図書室です。オリジナリティがあって面白いとは思いますが。でもここの図書室以外の図書館で勤めたことがないと、これが普通に思われてしまうのでしょうね…。いや、ここが特殊ですからね!?菜の花以外のスタッフは2名とも非常勤さんで、他館への異動がありませんので、どうもたまに、認識がずれていることがある気はします。環境によって「普通」には驚くほどの誤差が生じるものです。ま、菜の花だって、規模の小さい大学の図書館とか、公共図書館とか、他のところのことはまったく分かりませんが。きっと恐ろしく「常識」がずれているのだろうなあ、とたまに思います。自分の「普通」が万人の「普通」と思うな、というのは常に忘れてはいけません。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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