菜の花の大学図書館日誌
理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。
定価はどこへ…
156日目(通算1531日目)。…んんっ!?
とある国の、とある資料の書誌を作っているときに、定価を入力して「あれ!?」と気付きました。何か…何か資料に書かれている定価、安くない?
本日のレートで日本円に換算して、うちの支払書類と照らし合わせてみて…ちょ…高っ!うちの納入価格、高すぎない!?
いや、確かこの前、どうしても定価に手数料が上乗せされてしまってこのお値段になります、と言われつつ、まあ、仕方ないかー、うーん、と言っていた英語の資料がありましたけれど、あのときの上乗せなんて目じゃない金額です。確かあのときは、本体価格の1割くらいだったと思います。今回は、支払価格が3倍弱に跳ね上がっているのですけれど!つまりは、上乗せされたのが本体価格の2倍弱…。ちなみに貸出をする図書館だから上乗せ価格、というわけでもないようで、ちゃんと一般向けの価格としてほぼ同額がWeb公開されていました(うちに入ってくるときは、その価格に送料が更に上乗せ)。
え?何で?もしかして、その国では定価に利潤を上乗せして売る方式なのでしょうか?調べてみよう…と、そちらの国でのネット販売価格を見てみました。うん、日本と同じで、むしろ定価から10%引きとかしていますけど!送料は別でしょうけれど…でも幾ら海外だからって送料、手数料って、そんなに何万円もするのでしょうか…。
例えば500円の本が、送料・手数料込みで1500円になった、くらいなら確かにありそうなことです。5000円の本が15000円になってしまった、でも、まだありそう。海外発送になりますしね。でも、この資料は元値が万の単位なのです…。送料・手数料で数万円って余程、日本との配送事情が悪い国なのでしょうか。思わず、格安航空券の価格を調べてしまいました。
…こ、この値段だと、今すぐ格安航空券でその国に行って、店頭で本を買って帰ってくる方が、安いんじゃ…。往復航空券の金額よりも高い上乗せって、流石にあんまりでは…!!それとも、これが普通なの?菜の花が非常識なのでしょうか…。まあ、でもこの書店さんは誰にでもこの値段で売る、とWeb公開していて、そこでわざわざ購入しているので、これについては書店さんがひどい、というわけではないのですけれど。
でもちょっとショックを受けて、じゃあどこか別の書店さんからこの本を購入できないものか、と当然考えました。見積もりを出してみて頂いて、やはり同じような値段しか出ないなら、何らかの理由があるのだろうと思えますけれど(輸入にとんでもない税金がかかるとか)、そうでないならちょっと、微妙じゃないですか。
で、あちこちの図書室に問い合わせました。どこか、この国の本を、別の書店さんから買っている図書室、ありませんか?つまりは、この国の本の取り扱い実績のある書店さんを知りませんか?ということです。
そして哀しい事実が判明。今日、連絡した図書室の中にはここ数年で、この国の本を買った実績があるのはうちの図書室のみだったのです。その言語の資料は確かに受入されているのですけれど、それは全部寄贈でした。つまり、わざわざ購入して受入している図書室はありませんでした。多分、一般の書店さんでは扱ってくれないだろうなあ、とは思いますが…だから独占状態で、それでこういうお値段ということはありませんよね?
あちらの国のネット書店から直接購入できれば、きっと今よりも安くなる気もするのですが、言語の壁と支払い・購入方法の壁が…。明日は、最後の希望の図書室に連絡してみようと考え中。あそこが買っていなかったら、本当に買っているところ、ないですわ…。ネットで見つけた本屋さんもなきにしもあらずだったので、そちらに連絡して、見積もりだけでも出して頂くことになるでしょうか。
とある国の、とある資料の書誌を作っているときに、定価を入力して「あれ!?」と気付きました。何か…何か資料に書かれている定価、安くない?
本日のレートで日本円に換算して、うちの支払書類と照らし合わせてみて…ちょ…高っ!うちの納入価格、高すぎない!?
いや、確かこの前、どうしても定価に手数料が上乗せされてしまってこのお値段になります、と言われつつ、まあ、仕方ないかー、うーん、と言っていた英語の資料がありましたけれど、あのときの上乗せなんて目じゃない金額です。確かあのときは、本体価格の1割くらいだったと思います。今回は、支払価格が3倍弱に跳ね上がっているのですけれど!つまりは、上乗せされたのが本体価格の2倍弱…。ちなみに貸出をする図書館だから上乗せ価格、というわけでもないようで、ちゃんと一般向けの価格としてほぼ同額がWeb公開されていました(うちに入ってくるときは、その価格に送料が更に上乗せ)。
え?何で?もしかして、その国では定価に利潤を上乗せして売る方式なのでしょうか?調べてみよう…と、そちらの国でのネット販売価格を見てみました。うん、日本と同じで、むしろ定価から10%引きとかしていますけど!送料は別でしょうけれど…でも幾ら海外だからって送料、手数料って、そんなに何万円もするのでしょうか…。
例えば500円の本が、送料・手数料込みで1500円になった、くらいなら確かにありそうなことです。5000円の本が15000円になってしまった、でも、まだありそう。海外発送になりますしね。でも、この資料は元値が万の単位なのです…。送料・手数料で数万円って余程、日本との配送事情が悪い国なのでしょうか。思わず、格安航空券の価格を調べてしまいました。
…こ、この値段だと、今すぐ格安航空券でその国に行って、店頭で本を買って帰ってくる方が、安いんじゃ…。往復航空券の金額よりも高い上乗せって、流石にあんまりでは…!!それとも、これが普通なの?菜の花が非常識なのでしょうか…。まあ、でもこの書店さんは誰にでもこの値段で売る、とWeb公開していて、そこでわざわざ購入しているので、これについては書店さんがひどい、というわけではないのですけれど。
でもちょっとショックを受けて、じゃあどこか別の書店さんからこの本を購入できないものか、と当然考えました。見積もりを出してみて頂いて、やはり同じような値段しか出ないなら、何らかの理由があるのだろうと思えますけれど(輸入にとんでもない税金がかかるとか)、そうでないならちょっと、微妙じゃないですか。
で、あちこちの図書室に問い合わせました。どこか、この国の本を、別の書店さんから買っている図書室、ありませんか?つまりは、この国の本の取り扱い実績のある書店さんを知りませんか?ということです。
そして哀しい事実が判明。今日、連絡した図書室の中にはここ数年で、この国の本を買った実績があるのはうちの図書室のみだったのです。その言語の資料は確かに受入されているのですけれど、それは全部寄贈でした。つまり、わざわざ購入して受入している図書室はありませんでした。多分、一般の書店さんでは扱ってくれないだろうなあ、とは思いますが…だから独占状態で、それでこういうお値段ということはありませんよね?
あちらの国のネット書店から直接購入できれば、きっと今よりも安くなる気もするのですが、言語の壁と支払い・購入方法の壁が…。明日は、最後の希望の図書室に連絡してみようと考え中。あそこが買っていなかったら、本当に買っているところ、ないですわ…。ネットで見つけた本屋さんもなきにしもあらずだったので、そちらに連絡して、見積もりだけでも出して頂くことになるでしょうか。
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プロフィール
HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)
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