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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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代筆写って何だろ…

200日目(通算1575日目)。あ、キリが良い。

朝から、やたらと電話の多い日でした。受けるのもかけるのも多い日。ちょっと珍しいくらい多かったです。何でしょう、みんな、かけたい日?


そんな本日は、未登録資料の整理をメインに。請求記号の変更の方は、ちょっとおやすみ。幾つか、書誌を作成していました。

CiNii Booksで見つからないどころか、国立国会でも公共図書館でも見当たらない資料が、ぐぐったら古本屋さんでかなりの良いお値段で売られていた、というのを見つけて微妙な表情をしてみたり、同じくどこにも所蔵が見つけられないにも関わらず、県内の某大学の先生の論文で引用されているという昭和戦前期の資料に渋い顔をしてみたり(絶対、どこかソースをもっているところがあるはずなのに、見つからない!)。まあ、でもしかし今回、これでNACSISに書誌を作成しましたし、うちの図書室の所蔵も間もなくつきますですよ!さあ、全国の使いたい人、お申し込みあれ!な状況なのです。他にも、何か色々。日本語のタイトルだと思ったら、本文が全部漢字で、何か漢文みたいなのだった、とか。本文は中国語でいいとして、この場合はタイトルの言語コードは、意味的には日本語でも十分通じるとはいえ、やっぱり中国語…なんですよね?とか。(これは結局、本文もタイトルも中国語とした。)

で、ひとつ。書誌を作ろうとして、困って止まってしまったものがありました。資料の端っこに印刷所名が入っていたのですが、その上に「代筆写」と旧字体で入っていたのです。ど、どういう意味?これと印刷所名は関係あるのでしょうか?そしてこれの意味は…?ちなみに、この資料の出版は大正。1枚モノの要覧。毎年出ているらしく、手元には大正から昭和にかけての4年分がありました。また、国立国会図書館がうちのものよりも少し古いのを1年分だけお持ちで、近代デジタルライブラリーで公開されていたのですが、そちらにも同じ場所に同じように「代筆写」と入っていました。内容は、商工業系のデータとか概要。印刷は活字で、責任表示は某所の商工会議所。

…何とも分からず、人に頼りました。が、なかなか分からず。最終的に「本来、手書きするところを活字にしたから「筆者に代える」という意味では?」という説が出てきたのですが、うーん、どうなのでしょうか。データとかを取りまとめた、今で言う商工会議所の「ポケットブック」みたいなもののように見受けられるのですが、そういうのって手書きするようなもの…?そういう時代なのでしょうか…。

なお、ぐぐるとどうも「代筆写」でひとつのことばっぽく扱っているように見える記述が、幾つか見つかります。何か、特定の意味があることばのように見えるのですが…。

もしも、「違う違う、『代筆写』とは、こういう意味だ!」という方がいらっしゃいましたら、ご教示頂けますと助かります。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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