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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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魔法のおまじない。

46日目、月曜日。週の始まりです。

月曜日に気分よく出勤できるというのは幸せなことですね。
よく会社員は月曜日は憂鬱だと聞きますが、
菜の花はこの職場にあっているのでしょう、ええ。
単に、まだ飽きるほど働いていない、という説もありますが。。。

月曜日は恒例の午前カウンターです。
FAXで所蔵調査がきたのですが、明らかにそんなのないぞ!
と言いたくなるほどの超貴重書っぽかったです。

まず読みが分からなくて、色々と調べたんですが、
依頼された2冊のうち1冊はやっぱり分からないままで、
諦めて掛長に頼りました。
助けて!掛長!!これが魔法のおまじないです(苦笑)。

タイトルを見て、佛教書ではないか、ということで
佛教大事典を引きました。お、あったー。
読めない漢字だったけど、何となく引けたー(何て適当な)。
しかも全然思っているのと違う読みだったー!
それでカード目録を引いたり、漢籍の古いものの目録を見たり、
色々調べてみましたが、やっぱりない。
どういういわれのものか、少し調べてびっくり。
…これ、西暦1200年にはすでにあった本みたい。
しかもそれのオリジナルの所蔵を探しているって…、
ないないない、そんなの絶対ない!
あったら絶対、貴重書として誰かが知ってるはずですってば。
大体、こういう経典系が、その宗派に縁もゆかりもない、
一地方大学にあるはずないってばさ。

そんなわけで回答は「所蔵なし」。ふぃー。しゅうりょーう。

午後からは洋書の受入、装備、配架。
この手順は、もうすっかりOK。成長したな、菜の花!
でもちょっと困ったのはEducation Indexという雑誌扱いの本。
Annualがきたので、マンスリーを捨てようと思ったら…、
Annualは54号なのに、マンスリーは同じ年のものが75号。
はい?何で違うの?しかもマンスリーは1月始まりの12号構成なのに、
AnnualはJune始まりなんですけども。もしかして、似てるけど別書誌?
困り果てた菜の花は、またも魔法のおまじないを唱えました。
助けて、掛長!(←駄目だろ、新人!)
ちょうど会議から戻ってみえたところを捕まえて、ご相談。
掛長にもこの謎は完全には解けなかったようですが、
しかしISSNが一致していて確かに同じ書誌、ということはすぐ確認できて
(いや、やはり見ているところが全然違いますね!)、
12冊セットのマンスリーも、実は1ヶ月に1号で、累積がAnnualではなく、
よーく見ると3冊に1冊くらいは累積版だったということも判明。
そうか…。だからどうだ、といわれても良く分からないですが、
とにかく思っていたのとは大分違ったみたいです。
後からこれの出版社のサイトなんかも見てみましたが、謎は解けず。
誰かずばっと解決してくれないかなあ。。。

DBのカバー率調査は、現在必死で電子ジャーナルを1つずつチェック中。
数が半端じゃないから凄いことになってますね。
でも菜の花、こういう単調作業が大好きですからOKです。
なかなか有望で、これで何とかカバー率4割は超えそうです。
おめでとう!出来れば4割5分くらいまで伸びてくれると嬉しいのですが…。



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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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