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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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棚を作れ!

47日目。あれれ、まだ火曜日?
どうもすでにぐったりな菜の花です。
働きすぎー?いや、多分違う…。
ちょっと研究室の方がばたばたで。。。

今日は午前中に、棚を作りに行きました。
別に、金工や木工で、とんてんかんと作ったわけでは勿論なく。
菜の花ならやりかねませんが…。旋盤なら任せとけ!みたいな。
いや、嘘です。フライス盤の方が好きです。それに本棚なら旋盤はちょっと…。
って、違う。全然違う。そうじゃなくって。

先週から、雑誌掛と学部の図書室の方から打診がありまして、
政治系の海外文献の抄録誌、これが現在は雑誌扱いで、
雑誌のバックナンバーのところに配架されているのですが、
これ、抄録誌なんだから参考図書フロアの「抄録」の棚に置くべきではないのか?
という話になりまして、ええとつまりですね、早い話が
「引き取ってくれ、このお荷物」ってわけ。
最近の図書館と来たら、どこも場所不足に悩んでおりまして
増え続ける蔵書をどこに置くのか?は大問題。
あまり利用のない本は、みんな手放したいわけです。
この本は特殊で、古い部分は学部図書室にあり、
それより少しだけ新しいものがうちの雑誌フロアにあり、
最新号はやっぱり学部図書室にあるようです。
いわゆる「泣き別れ」ってやつです。それをまとめて1つにして、
うちの参考フロアで引き取ってくれないか、というお申し出でした。

うちとしてもあまりに大量にあると困るので、
掛長から「参考洋書担当」として(実は菜の花、こんな担当だったのです!)、
いけるかどうかの確認を昨日一任された菜の花、
まずは学部の図書室にお電話しました。

「あのー、ちょっと確認したいのですが、分量が結構あるようですが、
これって一体全体、何センチですか?」

本の量を表すのにセンチはないだろ!と自分で言いつつ思いましたが、
実際それ以外に表現のしようがないほどの分量です。
見本として1冊もらってきたら、A4サイズの冊子で、
1冊が数センチの厚さがあり、これが年間で2冊(製本した状態で。
元々入ってくるときはもっと薄い月刊誌の集まりで、
これを1年にまとめて2冊に製本している)ずつ増えるのです。
さあて、学部の図書室にある分量はどれくらいかな?と。
向こうも心得たもので、一言、

「じゃ、メジャーで測ってきますので。」

しばらくして返ってきたお返事は「120センチ」でした。
また、これが最新2年分であと24センチ増えるということでした。
それからうちの館内の雑誌フロアにある分を、定規片手に測定に。
こちらは70センチでした。うーむ、ということは…。
3メートルくらい棚を確保すればいいのかな…。
唯一の救いは、この本は利用率が低いので2年以内に購入中止になる見込み、
ということでありました。それなら沢山の余裕スペースを
後ろに残す必要がないので助かります。
しかしびみょーな。何故使われない本をうちに…ぶつぶつ。

うちのフロアでは抄録はABC順配架となっていますので、
まずは前後に大物がいないかを確認します。
政治系と聞いたので最初「え!?politicsだとphysical reviewという
超大物が近くにいるぞ…!これは全部動かすのは無理!」
と思ったのですが、幸いにも頭にInternationalがついたので
比較的スペースのある辺りでした。
Hの最後は確か、Histrical Reportだったかな。
これが結構な分量あるので動かしたくない本。
2連に渡っていて、2連目は上から2段で終わっています。
すぐ右の連は1番上が空きでInternationalで始まるI.C.Eというのが
2段目から3段ほど。その下が1段だけのIndustrial...という本。
I.C.Eは2段強ですが、これくらいなら動かしてもいいかな、と。
ちなみに1段は約90センチなので、全部で2メートルちょっとですね。
順番的には本来はIndustrialがInternationalの前に来るべきなので、
これをひっくり返して詰めることにしました。

まず1連目。Histrical Reportは2004年で購入中止したので、
終わっているすぐ下の段、3段目にIndustrial...を置きました。
これも1990年で購入中止しているのですぐ次の段にI.C.Eを移動。

これで全部移動終了。右側は1連分、まるごと空きました。
6段ありますが、左側の最下段にあるI.C.E.は、まだ続いていますので
上の2段は空けておいた方がいいでしょう。
それでもあと4段あるので、全部で3メートル以上いけます。
ということで、お引越ししてきたら3段目から詰めていきましょう。

と、場所を作ったら早速今日のお昼にやってきました。
午後からはカウンター当番でしたので、そのまま事務室で
眠っていてもらうことになりました。どうせ利用されてないし。
シールを貼ったりして、装備をしっかりしてから
明日、フロアに行くことになります。

午後は新聞のCD-ROM検索のレファレンスとか、
マイクロフィルム化された1800年代の雑誌の相談とか、
色々なメディアのお話が多くて、菜の花はかなり挫折。
もう掛の他の人々に頼りまくり!で本当、申し訳なかったです。
同様の質問をされて、一度は学習したはずのことが、
実際に利用者を前にすると、するするとは出てこない。
これが一番、カウンターの大変なところですねー。
もっと慣れなくては。

今日は無駄にだらだらと書いてしまった…!



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あ。

間違えた。Histrical reportではなく、"Histrical Abstracts"が正解。まあ、誰も気にしていないとは思いますけど!
  • from 菜の花 :
  • 2006/06/14 (12:40) :
  • Edit :
  • Res

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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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