忍者ブログ

菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

書架への旅立ち。

48日目。
午前中は、例の雑誌掛からどーんとやってきた抄録誌を装備。
この抄録誌については昨日のにっき参照です。。。
他にも受入が2冊あったので、まとめて作業です。
背に貼る図書ラベルというのですか、あの数字とか分類が入っているの。
あれを印刷するところからスタート。
通常はあれ、受入の掛のところでまとめて作ってもらえるんですが、
今回は受入は関係ないですからねえ。
経由していないから、自分で作らなくては!というわけです。

図書館業務全体をパッケージ化したようなソフトというのを、
うちの大学では導入していまして、図書ラベルの印刷もこれでやります。
ちょっとばたついたけど、何とかいけました。
どこにばたつく余地があるかと申しますとね、プリンタですね。
普通のプリンタで、図書ラベルのシールになっている専用シートを
えいや!と入れて印刷させるんです。なので、間違えると愉快なことに。
例えば、裏表が違って印刷されたり(シールだから裏表がある)、
行がずれてシールの切れ目に印刷されちゃったり、
普通紙に印刷されちゃったり、、、
まだやったことないですけど、プリンタってオンラインでみんなで共有なので、
専用シートを差し込んだところでタッチの差で誰かに印刷されちゃったら…、
相手も自分もびっくりな、素敵な印刷物が出来ることでしょう。

何とかそういうこともなく、シールは完成し、
こつこつと貼っては接着剤でとめていきます。
シールなのに何故接着剤?と最初は思ったのですが、
この手の本は長い期間保存されるので、シールの上から接着剤でカバーしてあげないと、
そのうち破れてきたり、はずれてきたり、字が薄れてきたりするのです。
あと、製本本は背の文字も同様にカバーしてあげないと、
金文字などは同じくはがれてきたりするので接着剤で塗りこめます。
この接着剤は水溶性で、乾くときれいに透明になるタイプ。
でも塗った直後は白いので「う、こんなんで大丈夫か?」と、
思わず一生懸命薄く薄く延ばしてしまい、時間がかかるのです。
結局お昼休み10分前までかかってしまいました。
量も多かったですからねえ。。。

午後はまず、接着剤が乾いたかなーと確認して、
すべての本をブックトラックに載せて書架へ。
重かった…。
午前中かけて、はんこを押されたり(うちの所属ということを
明記した印)、分類記号をこっそり鉛筆で書き込んだり、
図書ラベル貼られたり、接着剤で塗りこめ大作戦を受けたり…、
色々手をかけられた彼らも、ついに書架へ旅立ちです!?
ちゃんと並べて、ブックエンドで止めて、
これで次に手に取られるのは、利用者に使われるときか…、
菜の花に蔵書点検されるときか、または菜の花に捨てられるときね。

その後は、サイトのメンテなど。
ひとつ、すっきり綺麗に仕上げました。
元のソースがひどすぎて、
最近こんなのを見慣れた菜の花もあきれるほどでありました。
テーブルタグで、tdもtrも閉じなくても、
見かけ上はちゃんと表示されていたところに驚きでした。
まあ、若干崩れてましたけど。
それでも比較的まともに文章は読めていたから凄い。

夕方からカウンター当番でしたが、お客様は1人だけ。淋しいー。
もっと、積極的にお客様獲得を目指さないと駄目かな。
でも、「どうしました?」って笑顔で声かけたりもしたんですけど、
逃げられちゃったんですよねー。菜の花、そんなに怖い?





拍手[0回]

PR

この記事へのコメント

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧できます
 

この記事へのトラックバック

トラックバックURL

プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

フリーエリア

カレンダー

08 2024/09 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

菜の花にメールする

最新CM

アーカイブ

最新TB

ブログ内検索

アクセス解析

広告

忍者アナライズ

Copyright ©  -- 菜の花の大学図書館日誌 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Photo by momo111 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]