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菜の花の大学図書館日誌

理系出身だったことを忘れかけている司書・菜の花の、大学図書館な日々。

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外国語満載!

42日目は外国語の日ー。

午前中は、引き続き雑誌の所蔵調査をこつこつと。
今日はついに参白、つまり白書類のところでした。
うわあ、確かに凄い変遷!しかも巻号が元号になったり西暦になったり。
年度、だったり年、だったりして、もう訳分かりません。
むむむ難しい~!!!
と言いつつ、3割くらい終了。明日も頑張りましょう。

DBのカバー率調査も午前中に。
Lexis-Nexis Academicを調べ中。でもHの項が終わっただけ。
全然、進んでないー。
これもまた明日。いつになったら終わるのか…。

途中でFAXによる参考調査依頼がありました。
雑誌名と発行年、それに巻とAuthorが書かれていて、
この雑誌のこの巻に、この著者の論文は載ってますか?
というご質問でした。うーん、この雑誌名…ちょっと嫌な予感…。
うっわあ、やっぱりー!これ、キリル文字だよー。
調べてみたら言語は白ロシア語。読めない…!
でもいくしかありません。翻字一覧を片手に、書架にれっつごー!
えーと、えーと…あ、この雑誌ですね。
あれ?この発行年にこの巻数じゃないよ…。何故ー。
よーく見ると、何か雑誌タイトルが、1文字違う気が…。
でもこれってCだよね?探しているのはEだから、この後ろはー…、
特に同じ名前の雑誌ないよなあ。やっぱりこれであってるよね?
おかしいなあ。でももう一度調べなおしてみると、
菜の花の見間違いでした、
やっぱり雑誌名がたった1文字違う別の雑誌だったのです。
ややこしい…!しかもこのEみたいな文字は何だ!?
何、こいつがBか!菜の花が探していたのは、EじゃなくてBか!
さっきの1文字違いの雑誌はCだったから、
その後ろを探してもないはずだわ、むしろ前にあるはずなんだ!
あったー!これだー!巻もばっちり。
調べてみたら、確かにあった!あったけど…中身も全部、白ロシア語ー。
だから菜の花、ロシア語読めへんゆーてるやん!…と思わず関西弁に。

とりあえず、1文字1文字頑張って翻字一覧と照合して、
何とか著者名を確認。論題を希望していたので、
論題をまるで美術の授業のように模写。だって、読めないもん。
もはや字として認識できませーん。
しかしお陰様で菜の花、レベルが1ランクアップした気がしますわ。

午後はカウンター。
今度はまた、英語のタイトルの雑誌かと思いきや、
実は副題が英語で本当は中身が中国語の論文。
だから読めへんってば。
いや本当、困っちゃいますな。
もう英語だけで勘弁して!って感じです。
英語も苦手ですが…。

しかし、今日1日でやたらレベルアップしてような気分。
こうして菜の花は日々成長していくのであった…。



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こっちでははじめまして

こっちのブログもおもしろいですね。
mixiにこっちと同じものを書いて下されば、毎日マニアックなコメントを付けてさしあげるのに(^^;)☆\バキ

キリル文字の書籍や雑誌は少なくないはずですから、ローマ字との対応は覚えてしまった方がいいと思います。26文字+α程度しかないので。
それにキリル文字を使う言語も(モンゴル語など中央アジア系以外は)インド・ヨーロッパ語系なので、ローマ字に自動変換できるようになれば、英語からの類推で意味もある程度つかめるようになると思います。

中国語は漢字なのでもっと簡単ですよ。文字を見れば意味もだいたいわかるし。

台湾や旧香港の繁体字なら、ほとんど日本の旧体字と同じなので戦前の本を読める程度の漢字力があれば問題ないでしょう。

問題は大陸の簡体字ですが、ヘンやツクリの略しかたは決まっているので、それだけでも知っておけば7割は読めると思います。
略しかたに法則性はないが、形が元の字に何となく似ており、熟語や文脈で見ればほぼ確実に推定できるものも2割くらいあります。
残り1割は似ても似つかぬ変形で、文脈でも類推しにくいのでこれだけは覚える必要がありますがせいぜい30〜40文字程度です。

この辺を見て参考にしてください。
http://www.kishugiken.co.jp/cn/code10.html


ところでこちらの日記とmixiの日記をざっと拝見してきて思うのですが、図書館司書、特にレファレンス係って雑学に強い人が有利かもしれませんね。
理系の専門知識には弱くても、むしろ文系の人の方が向いているのかも知れませんね。


ふう〜。長いコメントだ…
こっちでも菜の花症候群に伝染しちゃいました(^^;)☆\バキ
  • from horagai :
  • 2006/06/13 (17:56) :
  • Edit :
  • Res

こんばんは

昨日初めて投稿したものです。今司書の勉強を初めたのですが、今の時代って司書資格持っていなくても図書館で働くことはできるのでしょうか?私は初めレファレンスという言葉も知りませんでした。菜の花さんの図書館では皆さん司書の資格をお持ちですか?また資格を取るのはすごく大変と聞きました。
  • from linnea :
  • 2006/06/13 (18:48) :
  • Edit :
  • Res

無題

>horagaiさん
どうも、初めまして(笑)、ようこそお越しで。
そしていきなりまた、マニアックなコメントをどうもありがとうございます。

どうも菜の花、外国語には弱くてですねー、えーごもだめですし。覚えるのは不可能ですねえ。無理無理!今はロシア語の雑誌は殆ど買っていません、うちの大学。年々減っていて、このままいくとロシア語とはおさらば出来るんじゃないか…というのが菜の花の淡い希望なのですが…。まあ司書さんによっては「このまま英語化するのはよくない」と主張する方もいらっしゃいますが、実際問題、研究者自身が英語以外の言語の論文をあまり読まなくなってきているのではないかと思われます。利用がないから購入が中止されていくのですから。ただし全学の中で唯一、数学系だけは根強く、ロシア語はじめ、多言語をよく読むと聞いていますけれど。うちの分野では英語以外は(日本語すら)認められていなかったですね。ぼちぼち覚えていきたいと思います。

ところでレファレンスは雑学が…ということですが、まあ、そうかも。特に公共図書館のレファレンスでは。でも図書館のレファレンスには規定があって、自分が知っていることを教えてはいけないことになっています。必ず、それが載っている本を示さなくてはいけないのです。というわけで、雑学を知っているよりは当然ですが、本をよく知っていることが何より重要ですね。その意味では理系の質問に関しては、雑学よりも理系の本を読む知識が必要です。ただし、自分のよく分かる分野だとネタにならないのでブログに書いていませんけれど。レファレンスで一番多いのは、所蔵調査と、専門的な論文検索法なのです。

>linneaさん
どうも、再びのコメント、ありがとうございます!いや、何かlinneaさんが天使に見えてきました。だってhoragaiさんほどマニアックじゃない(笑)。
司書資格の話ですが、うちの大学では採用試験のときの条件は司書資格は不要です。しかし実際入ってみると、やっぱりみなさん、持ってらっしゃいますね。文系ですと、大学時代にそれほど苦労なく簡単に取れてしまいます。司書資格の取得者は年間1万人以上とも言われているくらい。菜の花は必修科目の多い理系出身で、とてもじゃないですが学部生時代には司書の資格をとることは出来ませんでした。大学院に入ってから、2ヶ月の集中講義で取得しています。別に難しくはありませんが、ちょっと時間が必要です。他にもどこかの私大で通信制があるとか、最近ちらりと聞きましたが…。
  • from 菜の花 :
  • 2006/06/13 (22:32) :
  • Edit :
  • Res

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プロフィール

HN:
菜の花
性別:
女性
職業:
大学図書館職員11年目
趣味:
読書、アニメ、ゲーム、Alto&Tenor Sax
自己紹介:
理系院卒の大学図書館員。産休・育休を1年挟み、ついに採用11年目。「参考調査担当」(3年間)→「某文系図書室(主担当:和洋図雑の目録)」(3年間)→「某資料室(主担当:総括&和洋図雑の目録)」(2年10ヵ月)→産休・育休(1年2ヶ月)→「閲覧担当」(2016年4月~)

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